いつもお世話になっております。
セミナー事業部の久保田です。
5月27日は福岡で肩関節の触診セミナーを開催しました。
講師は九州リハビリテーション学院の高濱照先生です。
高濱先生は肩関節理学療法研究会の副会長としても有名ですね。
さて、今日は九州リハビリテーション学院の高濱先生と食事をさせていただきました。 高濱先生といえば、肩関節理学療法研究会の副会長として有名ですよね。 仕事の話から、学生の指導について、様々なお話を聞かせていただきました。
百戦錬磨のセラピストがたじろぐ瞬間とは？ - EPoch Official Blog
実際の手術動画を見ながら勉強
今回肩関節の触診セミナーという形ではありましたが、
トップの画像からもわかる通り、テキストだけではなく
実際の肩関節の画像や手術動画を使いながらご講義をいただきました。
高濱先生は毎回、触診技術も治療技術も基礎が一番大切だとお話をして下さいます。
そして触診技術だけでなく、実際の画像や解剖動画を理解することは、
イメージ力を高めるためにもとても必要なことだとお話をいただきました。
イメージするということはどういうことなのか。
原因になっている筋や関節包がどのような病態になっているのかを理解し、イメージすることです。
イメージする為にはそれを補完するための、多くの知識や多くの経験が必要です。
だから、手術画像や動画を見せてくださるのです。
本だけでは学べない知識ですね。
今の若手セラピストの中でもオペ見学に入ったことがある
セラピストは少ないのではないでしょうか？
なかなかない機会だからこそ、受講生様も真剣で、
高濱先生もご講義に熱が入っていました。
肩甲上腕関節だけ診てても治らない！！
さて、肩関節の治療で考えておかなければいけないことを
1つ提案させていただきます。
表題にも書きましたが、肩甲上腕関節が肩関節屈曲に関わる割合ってどれくらいかわかりますか？
（答えは下にあります。考えてみてくださいね。）
肩関節屈曲に関わる関節は
- 肩甲上腕関節
- 肩鎖関節
- 胸鎖関節
- 肩甲胸郭関節
- 第二肩関節
これらが複合的に働いて、180度の肩関節屈曲を作り上げるんですよね。
広義の肩関節は、肩甲骨、上腕骨、鎖骨、胸骨、胸郭に関連する5つの関節が関係していることを理解しなければいけません。
（正解は3～40％ほどです。）
このように、拘縮肩や腱板損傷の治療をする上で病理学的な画像をよく見ますが、
今回受講していただいた受講生様は、もっと大きな視点が必要になるということを理解していただけたのではないでしょうか？
受講生様の感想を掲載
- 肩については、参考書や文献などで患者様に対応することが多かったですが、今日のセミナーで一つの武器として今後の臨床に活かせそうです。ありがとうございました。
- お忙しい中、ありがとうございました。臨床で今回の講義を実際に行っていきたいと思います。
- 新人だからまだ全然治療という治療ができていなくて、一つ手技があれば強いと思うので、その手技が増えればもっと臨床で役に立つと思うので、もっと新人向けの講義をしてほしい。
- 実技の際、講師が巡回して教えてくださり、わかりやすかったです。
- ランドマークを確認しながら行えたので、非常に参考になりました。
- 実際の解剖を見ながら説明をしていただき、わかりやすかった。
- 筋、腱の解剖は普段見ることがないため、イメージがわかりやすかった。
- 実技も交えて教えていただき、とてもわかりやすかったです。臨床で使えるよう練習していきたいと思います。ありがとうございました。
- 次回は実際の筋の鍛え方など学んでみたいです。
- 鹿児島県で働いているため、鹿児島県などでも開催していただけるとありがたいです。
沢山の感想ありがとうございました！
是非とも鹿児島でも開催したいですね。
セミナー事業部で前向き検討していきます！
さて次は8月に福岡で高濱先生の触診セミナーがあります。
何度も何度も受けて徹底的に知識や技術を習得してください。
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