リハビリテーション事業部の石原です。
今日はリハビリの話ではなくて、
セミナー事業部の話です!
というのも6月24日に大阪の東淀川にて、
セミナー事業部の講師をさせていただきました。
弊社はいくつも事業部がありますので、
やってみたい仕事を見つけて働くことができます。
今回は、『新人のための運動器・脳血管どちらにも有効な上肢機能へのアプローチ』
というタイトルで講師をさせていただきました。
(参加者人数は作業療法士だけで30名を超えておりました!)
私がセミナー講師をする理由
私が病院に就職していた頃、職場にリハビリの相談ができる上司がいませんでした。
そんな私は、常に毎週色々な勉強会やセミナーに参加し、
セミナー講師の先生に自分の悩みを相談していました。
毎週高額なセミナーに参加して...
院内勉強会を自分で立ち上げて...
他の病院の院内勉強会にも参加して...
常に何かを勉強していなければ不安な状態でした。
その時の自分の原動力は、セラピストとしての実力をつけたいという思いよりも、
不安からくるものだったように思います。
そこには多くの時間と多くのお金、そして労力を費やしました。
あの頃は、必死だったので盲目的でしたが、
今考えれば、随分と遠回りをしたなと感じることがあります。
私が遠回りをしてしまった分、その経験や知識を伝えることで、
これからのセラピストの先生達ができるだけ遠回りをせずに
臨床で力を発揮できるようになってもらいたい、
そう思うようになりました。
この思いこそが私がセミナー講師をしたいと
思った一番の理由です。
ありがたいことに、この会社には
講師として皆さんと出会える環境があります。
これからも一層、精進していきたいと思っています。
脳血管・運動器どちらにも必要な上肢機能アプローチの考え方とは
セラピストの先生は臨床上、脳血管疾患も運動器疾患も
同時に受け持つということは珍しくないと思います。
ですが、脳血管疾患が苦手、運動器疾患が苦手という先生も
いらっしゃることだと思います。
苦手意識をもつことは、確かに私もありましたが、
そもそも我々セラピストが治療対象にしているのは同じヒトなんですよね。
疾病や病態の理解、リスクなどは当然、把握しておかなければなりませんが、
ヒトの構造や機能は大きく変わることはありません。
ですので、どちらにも必要なアプローチの考え方とは
やはり
- 基礎解剖学
- 運動学
- 生理学
がメインになりますよね。
結局、基礎に戻って勉強する。
これが一番、大切なのかもしれませんね。
必要なことは全て臨床の中にある
皆さんはセラピストとして成長するためには
どうすれば良いと思いますか?
私自身もまだまだ半人前ですが、(まだまだヒヨコですが)
こうすれば成長できると信じていることがあります。
それは目の前の患者様について全力で考える
ということです。
新人の頃から目の前の患者様について、
常に全力で真剣に考えていました。
考えれば考えるほど、深く悩んでしまうこともしばしばありましたが...。
常に目の前の患者様のために、何が出来るか?
どうしたら良いのか?
を考えるようにしておくこと。
毎日、毎日その経験を積み上げていくと、
やがて他の先生よりも、高みに登ることができる、
そう信じています。
今、私も臨床の場で、毎日
全力投球しています。
受講生様の感想を掲載!
- 実技があって、その場で実践できるのでわかりやすく良かったです。
- 講義ばかりのセミナーよりも、実技が多いほうが効果が目に見えてわかりやすいので良かったです。
- 実技を交えてとてもわかり易かったです。また参加させていただきたいです。
- ありがとうございました。
- 新人のためどこから学べばいいか悩みます。今は基礎医学、疾患学などから勉強していきます。
- 基本的な解剖、運動学の内容も含めて説明してくださったので、臨床でのイメージがしやすい。 触診などは実際に行うことでしかわからないことも多いので、触診を扱う当社のセミナーへ また参加したいと思います。本日はありがとうございました。
- 触診の行い方や筋緊張の緩和方法などを詳しく知りたいです。
- 丁寧に教えていただいたのでわかりやすかったです。
- 実技を入れながら行えてわかりやすかったです。
- 一人ひとりに直接アドバイス、指導をしていただけてよかったです。 例えを交えてわかりやすく説明していただけて満足です。
- 研修会に参加するのが初めてだったので、緊張していたので楽しかったです。 小円筋は肩甲骨外側縁から起始しているイメージでした。
- 実技の時に講師の方がもっといるとわかりやすい。難しい部分も多く感じたので、肩上肢についてまた受講したいです。
- とても勉強になりました。ありがとうございました。
余談ですが
私は現在、平日の夜間に毎週ナイトセミナーでも講師を務めさせて頂いています。
基礎が足りていないと思っているセラピストの先生や
日々の臨床で少しでもアプローチの引き出しを増やしたいと思っている先生など、
様々な先生方が参加しに来て下さっています。
少しでも今のセラピストが悩まずに済むように、
対象となっている患者様にとっても良いものが提供できるように、
そしてこのナイトセミナーを
「気軽に学べる、セラピストとしてのレベルを向上させる場所」
として皆さんに愛されるように
今後も頑張っていきたいと思います。
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今後の私のセミナー予定です。
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