いつもお読みいただきありがとうございます。
セミナー事業部の久保田です。
さて、8月26日大阪では本村清二先生による
頭頸部の筋の触診と徒手療法アプローチ
を開催させていただきました。
頸椎はとても細かな関節の繋がりになります。
その関節を動かすために知っておかなければいけないことを
学んでいきました。
凹凸の法則って、知ってますよね?
関節には
- しまりの位置
- ゆるみの位置
というものが存在します。
関節面は様々な形状はあります。は重要です。
例えば肩甲上腕関節は球関節です。
上腕骨は球状、
関節窩は臼状になっています。
あなたも含め多くの受講生様はそれを理解していますが、
別の関節ではどうでしょうか?
ではこれを読んでくださっているあなたに問題です。
Q.
CM関節は何関節になるでしょうか??
A.
鞍関節です。
簡単でしたか?
その形状に合わせて、中枢部をしっかり固定したうえで
末梢部を動かすことがとても大切になります。
関節面をしっかりと理解して動かす。
これがなかなか言葉で言うほど簡単なことではありませんが、
マスターすることができれば、ROM-exで過剰なストレスを
軟部組織に与えることはありません。
ぜひその技術をしっかりと学んでいただければと思います。
頭頸部の触診技術を学ぼう
頭頸部の触診はとても繊細な触り方が必要になります。
特に環椎の横突起を触診する為には、
乳様突起から少し中に入ったところに触れることが求められますが、
その触診は困難を極めます。
(受講生様も難渋されていました)
そして環椎は頭蓋骨と関節面を持っており、
楕円関節という形状を呈しています。
そのため関節面は滑り運動を呈しますが、
その関節面の動き方をしっかり理解し、
環椎を固定して頭部を微妙な動きを誘導しなければなりません。
かなり皆さんも難しさを感じていらっしゃる様子でした。
そもそも頸部の触診、動かし方は、難しいものです。
しかしながら臨床において、頚椎症などをはじめとする頸部に関する疾患を
みていくことは少なくありません。
そして疾患とまではいかなくても、肩こりで悩まれている方をみることもあるでしょう。
そうなんです。
セラピストにとって、頸部の触診は避けては通れないのです。
苦手な方は早めにスキルアップを図ってみてくださいね!
受講生様の声を掲載!
- 頭頸部の筋の触診と徒手療法アプローチということでとても楽しみにしていました。
- 肩関節疾患の方をよく見ることが多く、頭頸部のアプローチ方法をどうすればいいか
- わからなかったので、受講できてよかったです。
- 内容が幅広く、良かったのですが、もう少し幅を狭めて深い内容だと更に良かった。
- 頸部の触診、動かし方について難しかった部分はありましたが、わかりやすかったです。
- 触診が難しかったです。リスク管理の評価を教えていただいたため、 頸部へのアプローチを試してみようと思いました。
- 手技を学びたいと思っていました。思った以上の収穫ができたのでとても良かった。
- 説明がわかりやすかった。少し実技の時間が短かったので、伸ばしてほしい。
- 頸部、顎関節に対してのアプローチの方法があれば教えてほしい。
- 腰、下肢痛のアプローチを学びたい。
- むちゃくちゃいい勉強になりました。資料を見直しておさらいしたいです。
しっかりと関節を動かせるようになりたい。
そんな受講生様の熱い要望もあり、本村先生の講座は次回11月に開催予定です。
次回のテーマは『骨盤・股関節における評価と治療アプローチ』です。
ぜひご興味があればご参加をお待ちしております。