クリニカルリーズニングの話を先日させていただきました。
療法士に必要なのは【評価技術】であると。
評価ができるからこそ、治療ができる。
使い古された言葉ではありますが、これはまっとうな答えだと考えます。
では、特に整形外科分野における評価技術の中で、弱い部分とはどこなのか?
頭の中で思い当たる項目を挙げてみてください。
動作観察?
アライメントの評価?
触診技術?
どれも正解だと思います。
どれも欠けてはいけない項目ですね。
さて、そんな中、クリニカルリーズニングではどのようなことをするのか?
昨日のセミナーでの概要を少しですがお話致します。
ある一人の患者様がいらっしゃいました。
その方は6か月ほど前より手首に違和感を感じておられましたが
日常生活に問題はなかったので放置しておられました。
しかし最近になりその違和感が強くなってきたために外来受診にこられました。
皆様はこの時点でどのような評価をなさいますか?
どのような言葉を問いかけますか?
どのような検査を実施されますか?
症状を鑑別するために、他の影響を除外するための検査方法は?
ということを、一つ一つ情報収集し、見られる症状から自分の考えた疾患名が合っているのか間違っているのか。
一つ一つ情報を取捨選択し、考えていくこと
これが【クリニカルリーズニング】です。
私たち療法士は診断はできません。
しかし、鑑別する能力はしっかり持っておかなければいけません。
今回のセミナーの受講生の皆様はそれを気づいていただけたのではないでしょうか?
次回、8月24日
テーマは腰痛に対するクリニカルリーズニングです。
24日だけなら参加できる!!という方のご参加
お待ちしております。
詳しくはこちら。弊社ウェブサイトにて!!