EPoch Official Blog

自費訪問リハビリサービス、セラピスト向けセミナー、訪問看護ステーション、IT事業、Body +、スポーツ事業など幅広く事業展開しています。

【風】という見えない悪魔

EPochオフィシャルブログを読んでくださっている皆様
いつもありがとうございます。

セミナー事業部部長の久保田です。




さて、突然ではありますが、この度の台風で皆様は被害に合われていませんでしょうか?
関西・特に私達が住んでいる兵庫県の多いところでは一日の降雨量が321mmを超えたところもあるようです。

現在は北陸のほうへ抜けているようですが、
どうか皆様お気をつけてお過ごしください。







私ごとではありますが、今朝のニュースで以下の映像が流れました。
京都・嵐山の渡月橋の映像です。


$EPoch Official Blog




実は昨日より久々に実家に帰宅しており(まぁ、結構な頻度で実家に帰ってますw)
昨夜を過ごしたのですが、いやぁとてもすごい雨風でしたね。


実家は上記映像のとても近くなので、他人事ではありませんでした。
実家の近くでも川が氾濫し、一部の道が冠水するなど
結構な被害をもたらしていたようです。



そうそう、夜12時以降は窓を叩く雨の音がとてもすごく、なかなか寝付けなかったのを覚えています。でも一番激しかったのは未明なんですよね。(実はその頃は爆睡してて避難警報などなっていたようですが、気づいていませんw)


瞬間最大風速は25mを超え、雨量も300mm前後だったとか。
9時前に起きた私には全然記憶がありませんでしたw

(なんなら皆さんから頂いた心配のメールで起きたw)





瞬間最大風速25mという状況。
みなさんは想像つきますか??



人はまっすぐ立っていられない状況だそうです。
屋根が飛ばされたり、木造住宅が全壊したりすると言われています。
人生を左右する用事がない限り、外出してはいけないレベルであるとも言われます。





さて、話は変わりますが先日、私はオフィシャルブログにて高齢者の転倒予防には【バランス能力が大切】だとお話しました。


ではその転倒はどこで起こっているのでしょうか?
とても興味深い文献を見つけました。



柴田 博先生によると、高齢者の転倒は屋外のさまざまな場所で、きっかけは平たんな道で滑った、つまずいた が多かったようです。
時間は午後に多い傾向であり、再転倒に十分注意を払っているにも関わらず同じような状況下で転倒を繰り返していたと記述しています。

もちろん、屋内での転倒も多くみられていますが、活動量の多い高齢者が外出した際に、【なぜ、平たんな道で】転倒するのか。


それはバランス能力もさることながら、風などによる外的な要因が関わっているのではないでしょうか?


ビル風と呼ばれる規模の大きな建物の周囲の狭い範囲で発生する風は、瞬間最大風速10~20mにも到達するようです。
今回のように台風の後の風の強い日には、もっと強くなるでしょう。






私達はこのような外的要因にも目を向けて身体能力の評価、環境の整備(屋内外での歩行手段の検討etc)を進めていかねばなりません。


そしてそれらを把握・評価することは容易ではありません。
しかし、それらを評価し、【転倒予防を進めること】こそ、これからの超高齢化社会における私たちの役割ではないでしょうか?



転倒予防の詳しい情報はこちらまで。