EPoch Official Blog

自費訪問リハビリサービス、セラピスト向けセミナー、訪問看護ステーション、IT事業、Body +、スポーツ事業など幅広く事業展開しています。

東日本大震災と、パーキンソン病

本日もお読み頂き、誠にありがとうございます。
EPochセミナー事業部の久保田です。


最近、リハビリテーション事業部の目川部長と
在宅リハの現状について、いろいろと話し合う機会が多いので、
今日はその内容で、気になったことや、先日見つけた面白い記事をご紹介しようと思います。




現在、EPochの訪問リハビリを利用して下さる方の中で
パーキンソン病の方や、診断はされていないけれど、
パーキンソニズムの方が多いという現状があると、よく聞きます。


現在、全国に15万人以上の患者様がいると言われているパーキンソン病
診断されていないけど、症状がみられるという方を含めると、その数十倍はいらっしゃることでしょう。
そのリハビリで重要なことと言えば、やはり【オフ症状】の時期を避け、
より動きやすい時間帯に、しっかり体を動かしていくことが大切ですよね。
(その為、患者様のリハビリ時間をいつにするか、毎日のように目川部長は頭を抱えています。)



さて、そんな【オフ症状】について、最近面白い記事が出ていました。
毎日、Lドパ製剤を服用し、オフ症状があまり見られていなかったにもかかわらず
ある出来事がきっかけで、一気にオフ症状がみられてくるようになったということです。


その原因は、『東日本大震災』です。


震災後も、欠かさず薬を飲んでいたにもかかわらず、
オフ症状が強くなった
という報告が出てきたという報告がありました。

理由は、長期にわたる避難所生活による精神的・肉体的負担、
そして健康的な食事の摂取や運動の不足によるもの
だという研究結果が発表されました。


在宅でも同じことが言えるかと思います。
病院という安定した環境から、在宅という環境の変化に戸惑いを隠せず
症状が悪化するケースも病院時代はよく耳にしました。

私達、療法士はこの現状をしっかり把握し
在宅における患者様とのかかわりやアプローチを考えていかねばなりません。
それを学ぶ機会を、今後EPochのセミナー事業部は提供できるように活動していきたいと考えています。