EPoch Official Blog

自費訪問リハビリサービス、セラピスト向けセミナー、訪問看護ステーション、IT事業、Body +、スポーツ事業など幅広く事業展開しています。

股関節に疼痛を引き起こすFAI?? (Femoroacetabular impingement)


-------今日の日記は少し学術的なことをご紹介します。----------

お世話になっております。
セミナー事業部の久保田です。

なかなかこの言葉を耳にする機会は少ないと思います。
FAI(Femoroacetabular impingement)
でも臨床の中でセラピストだからこそ見逃してほしくない症状ですね。

11月に弊社のセミナーでもご紹介しますので、今日は少し噛み砕いてお話をしたいと思います。



FAI(Femoroacetabular impingement)はどういう症状かといいますと、
股関節を深く屈曲することで起こる股関節前面のつっかかり、つまり感です。
症状が悪化すると、股関節の屈曲で前面に疼痛が発現します。

これは股関節におけるインピンジメントが起こっている可能性を示唆します。


実はこのFAI、レディ・ガガさんや松本人志さんがこの病気で手術をされたことでも有名です。



「股関節でインピンジメント?」と馴染みがない言葉に困惑される方もいらっしゃるでしょう。

どこで起こるかというと、ココです。↓






イメージ付きましたか?




場所としては寛骨臼と大腿骨頸部の間にある股関節唇や軟骨の軟部組織が挟み込まれることで生じます。



どんな時やどんな疾患に起こる症状なのか。


・大腿骨頭すべり症やペルテス病などの骨変形疾患
・スポーツや日常生活の継続的な過負荷
・長距離歩行
・長時間座位
・股関節の深屈曲時



これらは日常生活の中にも支障をきたします。

しかもこの症状は放っておくと、関節唇損傷や軟骨損傷にも繋がり、
変形性股関節症の原因にもなりかねない症状
なのです。



また、この症状は股関節だけではなく、腰椎・骨盤のアライメント異常も重なって起こります。

骨盤が水平位だとして、股関節を屈曲位になることでは、日常生活上インピンジメントは起こりにくいですよね?(股関節屈曲ROMの参考角度は125°ですし。)
もし起こるとするのであれば、それは骨変形を起こしているか、股関節前面の軟部組織のstiffnesが原因でしょう。

であれば、股関節だけではなく、体幹・骨盤も同様に評価・治療していかなければいけません。



ということは、機能解剖学はしっかり頭に叩き込んでおかなければいけませんね。




日常生活動作を捉えて治療方針を考えるセラピストには
この問題をしっかり考え、考察し、治療に取り組む必要があると考えます。




それはなぜか?




手術しても再発するリスクが大きいからです。




確かに、この症状で骨の変形等がある場合は手術適応になることも多いです。
論文を拝見していても手術適応の症例についての論文が数を占めています。

ですが、大切なのはセラピストとして、筋の状態・痛みの出ない動きの指導をすることによってこの症状を治療・再発の予防を図ることではないでしょうか。




臨床の中で股関節の違和感を訴える患者様は少なくありません。
もしかすると、その中で数年後・数十年後に変形性股関節症として来院される患者様がいらっしゃることもあるかもしれません。









股関節の症状に対し、適切な評価・治療・日常生活動作指導を提供する
それこそ、理学療法士・作業療法士として取り組む使命ではないだろうかと私は考えます。





今、目の前で訴えている患者様を救うことが出来るのは、あなただけです。
ぜひ、あなたの手で明るい未来を切り開いてあげてください。






もしこれらの症状に対し、しっかり学びたいという方は
EPochセミナーでご紹介しております。

以下にセミナー情報を記載しておりますので、
ぜひこちらまで遊びに来てください。→お申し込みはこちらから。





本日もお読みいただき、誠にありがとうございました。



-----------------


●セミナー紹介●

【痛い!と言わせない股関節の治療法お教えします】



ご存知ですか?
股関節を治療するうえで必ず必要な知識・技術が存在することを。


整形外科リハビリテーション学会の京都支部長であり、京都下鴨病院の主任理学療法士の小野志操先生

による股関節の実技講習会が開催決定しました。

ご興味がありましたらぜひご参加下さい。


11月23日

股関節前部痛に対する機能解剖学的評価と治療
~股関節唇損傷における保存療法と関節鏡視下手術後療法の診かたを中心に~

講師:小野志操先生(京都下鴨病院 主任理学療法士 整形外科リハビリテーション学会 認定講師)


→お申し込みはこちらから。



pocheブログランキングに登録しています。
よければ押していただけるとうれしいです。

医療系ブログのコレクション poche ブログランキング