11月20日の日記(久保田@今日は少し漫画の話を書きます)
今、漫画業界、そして久保田業界の中で密かな話題になっていることがあります。
それは2013年2月20日発売の週刊少年マガジンに61ページという完全読み切りで初めて掲載された
一つの漫画がアニメ化されるということです。
作品名:聲の形(こえのかたち)
出版社:講談社
掲載誌:週刊少年マガジン
ちなみに、本作品をご存じない方に補足として説明すると、
舞台は学校というごく普通の設定。そこにろうあ障害(耳が聞こえないor聞こえにくい)を持つ少女が転校してきたというところから始まります。
学校という閉鎖的な空間の中で、児童と大人が共犯者となって起こる女子児童への「イジメ」について、とてもリアルに描かれている作品となってます。
当初、本作品のキャッチコピーが【素晴らしい!でも載せていいのか?】という内容に目を引かれ、私自身も読むことに躊躇したのを覚えてます。
障害を持つ方々に不快な思いをさせるんじゃないのか?
とか、
確かにこのような日常があるけれど、見て見ぬふりをしてきていたから見れない。
という葛藤を持ちながら、当時本作品を読んだのを覚えています。
講談社としても社内全力で本作品を掲載するのに、様々な努力と綿密な計画、相談をして掲載にこぎつけたということをあとがきに書いていたことも後押しして、記憶力の悪い私が、読み切りだけか読んでいないのに、それぐらい鮮明に珍しく覚えていた作品でした。
掲載された以降は、本作品の賛否が激しく対立し、一時漫画界では話題となっていましたから。
そして月日は流れて、最近あるウェブニュースで本件を見た時に
【え??これアニメ化して大丈夫!?】
と思い、ネットサーフィンで現状を確認すると、何と先月6巻が発売されたところというwww
まさか続くとは思ってなかったので、驚きを通り越して、あのストーリーがどのように連載されているのかという好奇心が溢れだして止まりませんw(そして今日ブログで書こうと思いましたw)
少年誌といえば、夢や希望、友情や愛情がテーマだと思っており
本作品はイジメや鬱の内容も含んでた(読み切り掲載時の私の感想です。)ので少し路線が違うんじゃないのかなと思っていたのですが、
ウェブ上での評価は、連載が続くにつれて、評価が右肩上がりで
とても好印象のようですね。
このように、最近は様々な角度から、多くの支援を受けて一つの障害について真剣に考える機会があるという作品や取り組みが増えてますね。
私個人の感想としては
【一度でいいから、あなたにも読んでほしい】
そう思います。
ですので、今回の本作品のアニメ化はとても期待しています。
ワンクールだけではなく、ぜひ続いてほしいですね。
ということで、本作品を1から読み直してみたいと思います。
では!