PT・OTが普段の臨床で担当させていただく患者様の中で、
最も多い疾患として脳卒中片麻痺が多いと思います。
脳卒中片麻痺患者様の代表的な症状として運動麻痺があるわけですが、
そのリハビリやADL動作練習で重要になってくる症状として
考えておきたい症状が左半側空間無視(以下左USN)です。
皆さんもよく遭遇していると思います。
左USNがあることで、
- 麻痺側の認識ができない
- 注意が向かず、危険
- ADL上の支障が出る
などなど、挙げだしたらキリがない問題が出てきますね。
例えば、端座位がうまく保てない左USNが重度の方への治療などはどのように考えますか?
今日はこのようなお話をしたいと思います。
高次脳機能障害のリハビリで環境設定がすべではない理由とは?
これは、私の完全なるオリジナルの考え方ですが、
左USNだからといって車椅子に座らせて、
右側を壁にして刺激を遮断しておけばオッケーかというとそうではないと思います。
私は身体アプローチが得意でしたので、
左USNから起こる脊柱や骨盤などの歪みを背臥位の段階でしっかり評価し、
アライメントをしっかり整えた状態で、
左を向きやすい状況を作ってから、左USNに対してアプローチしていました。
いきなり、左を強制的に向けさせても、
その環境が不快であればまた向けなくなる、
結果、症状が治っていないということになります。
なので高次脳機能障害でもその症状が出現しにくい、いい環境を作り出してあげることも治療の一つではないかと考えます。
ただ、高次脳機能障害そのものにも何らかの治療介入が必要ですよね!
高次脳機能障害に対して介入するには
どのような種類の注意障害なのか、ということを理解し
それぞれに相当する環境調整やリハビリを促すことが
運動学習を行っていくうえで重要になるのです。
こちらの記事もチェックしてみてください。
そんな時におすすめのセミナーがあります。
それが佐々木 克尚 先生の
「理学療法士・作業療法士向け高次脳機能の理解 | 病態失認に対するリハビリ」
です。
理学療法士・作業療法士向け高次脳機能の理解 | 病態失認に対するリハビリ – エポックセミナー
本セミナーでは高次脳機能障害の基礎を徹底的に学んだ上で、
近年の知見についても詳しく解説していただき、
高次脳機能障害に対するリハビリの助けになることでしょう。
少しでも高次脳機能障害についてお悩みの方はぜひご参加ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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