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第70回国民体育大会近畿ブロック大会 帯同報告

今回、大阪府サッカー協会より8月13日に行われた第70回国民体育大会近畿ブロック大会(京都府)のトレーナー帯同を行ってまいりました。


11日はAMの練習のみであり、練習前の怪我人のチェック、練習中の水分の準備とクールダウンを実施しました。

10日に帯同していただいたスタッフより申し送りを受け、当日怪我人を呼び受傷機転や痛みの程度の確認を行いました。練習が可能かどうかの判断とテーピングの必要性を考慮し、ケア・調整を実施し、監督・コーチに進言することで共有を図りました。





実際の処置としては、外側広筋の収縮時の痛みや内側半月板の痛みに対してのテーピングやハムストリングスの疲労による伸張性低下に対するテーピングを実施。テーピング後は痛みが軽減もしくは消失しプレーが可能でした。



クールダウンでは練習も2日目であっため、疲労も徐々に蓄積してきていると考えられ、20分~25分の時間を使い下肢を中心としたストレッチを実施しました。その際には痛みが出現した選手がいないかを確認しながら行いました。




12日はAM練習の後、ホテルに移動し宿泊での帯同を行いました。
AMの練習では、前日と同じ内容の業務を実施し、ホテルチェックイン後は、全選手との面談・ケアを実施しました。



クールダウンでは、練習が調整中心であったため、当日の練習では疲労は少ないと考えられましたが、練習も連続3日目となっているため、前日よりより長い時間を取り体幹・下肢を中心に行いました。クールダウンの重要性を認識していない選手も多数であり(自チームでも時間がないと話していた)必要性を説きながら実施することになりました。韓国遠征時に説明をし続けていたため、徐々にではあるがクールダウンを真剣に取り組む選手が増えてきた印象でした。




 ホテルにチェックイン後は夕食前・夕食後に全選手のチェック・ケアを実施しました。私の部屋に必ず5名以上は在室している状況でコンディショニングやクールダウンの必要性を体験させながら説明するなどを行いながら、疲労に対するケアを実施しました。




サッカーにおいてはふくらはぎや太ももの疲労を持つ選手が多く、ほっておくと肉離れなどの筋系の問題や靭帯損傷の原因となることがあります。そのため全選手のチェック時ではそのあたりを中心に評価・ケアを実施しました。計4時間で16人のケアの実施であったため、ややケア不足の選手がいたことも事実ですが、明日の試合に備えた調整が行えたと思います。ただ、私自身の疲労は半端なかったことは事実です。




13日は、起床後より全選手の体調チェックを行い、試合会場へ移動し、試合前の準備(水分・補食)や試合前のケア(テーピング等)、試合中のトレーナー業務から水分の補充と試合後のクールダウンを実施しました。



試合前のテーピングは、内側半月板と外側広筋の収縮時痛・手首の捻挫予防を実施。テーピング後の動作チェックを必ず行い、選手に動きにくさがないかを確認しることが重要です。きれいに巻けたより問題なくパフォーマンスが発揮できるかが重要となります。






今回、大阪府はみごとに勝利し、10月に行われる国民体育大会の本戦に進出しましたので、引き続き帯同が続きます。本大会では、勝ち上がれば連戦となるため物療機器のレンタルを検討しており、選手達の疲労の軽減やパフォーマンス維持を裏方として取り組んでいこうと思います。

時間的には大変な業務内容となりますが、大阪府代表が優勝できるようにサポートしていきたいと思います。