整体院ブログの更新です。
雨の日は身体が重たい…
気分が優れない…眠たい…
突然ですが、皆様はこのような経験、もしくはお話をお聞きになられた経験はありませんか?
今回は、このような症状がなぜ起こっているのかをお話したいと思います。
雨は、気圧が変化し低気圧へ近づくことによって降ります。
気圧が変化することで、身体には頭痛、めまい、倦怠感、うつ症状、イライラ、眠気など様々な症状が出ると言われています。
つまり、身体は私たちが気づかないわずかな変化も感じ取っているということです。
では、このようなわずかな変化を感じ取るセンサーは何なのでしょうか?
答えは、自律神経です。
自律神経は、交感神経と副交感神経から成り立っています。
交感神経が、強く働くことで、身体は興奮状態になります。
逆に、副交感神経が強く働くことで、身体はリラックス状態になります。
まるで、シーソーのようにバランスを取りながら働いています。
では、気圧が変化することで、どのようなことが身体の中で起こっているのでしょうか?
まず、気圧の変化により、血管が膨らみ血圧が下がり、強制的な副交感神経が優位なリラックス状態になります。
その結果、体に力が入らない、なかなか集中できないといった症状につながります。
血管が広がることは、頭や手足など各部分で生じ、様々な原因を引き起こします。
脳の血管が広がると、頭痛の原因に、手足の血管が広がると、むくみの原因となります。
また、血圧が下がることでめまいや倦怠感の原因となります。
さらに、副交感神経が強く働くとやる気や意欲の低下がみられます。
では、これらの状態がみられた時には、どのように対応をすればいいのでしょうか。
雨という天気は、変えることができないので、天候に左右されないような工夫が重要です!
ポイントは、自律神経のバランスを整えることです。
①体を動かす
ゆっくりとした動きは、副交感神経を強く働かせます。
そこで、交感神経を強く働かせるためには、すばやい動きが有効です。
運動としては、階段などの段差を利用した足踏み体操や椅子からの立ち座り運動が有効です。
②熱いお風呂に入る
38度~40度のぬるま湯は、身体をリラックスさせる効能があります。
40度以上の少し熱い湯は、交感神経を強く働かせる効果があります。
湯船だけではなく、シャワーを浴びるとも有効ですので、目覚めのシャワーは効果を期待できます。
しかし、42度以上の熱すぎる湯では交感神経が刺激されすぎ、急激な血圧上昇が起こる危険があります。ご注意ください。
③コーヒーを飲む
コーヒーに含まれるカフェインには、興奮作用があります。
そのため、交感神経を働かせるという期待ができます。
今回は、自宅でも気軽に行える情報をお伝えさせて頂きました。
ほんの少しの行動で気分が変化し、一日の過ごし方が変わるかもしれません。
その積み重ねが、日々の健康につながると思います。
皆様の健康をサポートできるように、これからも情報を伝えさせていただきます。