ホームページのセキュリティといっても、
対策をしているかどうかも、
効果が出ているかどうかも、
いずれも目に見えにくいので、
いまいち危機感の湧かないものです。
最近では大規模なサイトの開発よりも、
ブランディングやキャンペーン、
あるいは部署別のサイトと言ったように、
商品やターゲットを絞った短期の開発が求められる傾向にあり、
セキュリティ対策よりも、案件の納品が優先されることも多いです。
攻撃側の手段も進化し、
多様な手口を取ってくるようになりました。
一方で、防御側も手をこまぬいて、指をくわえて、
ただやられるばかりではありません。
SSL の無料サービスが登場します。
有名なところでいえば 2016 年 4 月 12 日にサービスを開始した、
Let's Encrypt という証明書発行サービスです。
さて、この無料の SSL というのは、
なぜ無料でサービスが運営できるのでしょうか。
また、同じく SSL のサービスでサイバートラスト社が運営する、
「SureServer EV」という商品がありますが、
そちらは年間 15 万円の費用がかかります。
この違いは何でしょうか。
すごく乱暴に言ってしまえば、
食品に「国産」と記載しているだけなのか、
「新潟県魚沼産」と農家の写真付きで載っているのか、
そんな違いに例えることができます。
ただ単に「国産」と表記されている食品の場合、
原材料が外国産であっても、
最終的な加工や仕上げを国内で行っただけで
「国産」と表記できてしまいます。
無料の SSL というのは、そんなイメージです。
一方で、有料の SSL は
「私が育てました」という写真が載っている野菜のように、
会社の所在地や実在も丹念に確認され、
原産も日本ですよ、と明らかにしてくれるような商品です。
商品の成分表やパッケージなどに偽りがないか、
第三者機関にチェックしてもらう仕組みに近いです。
ちなみに、モンドセレクションの審査料も、
1 商品につき約 15 万円です。
サイバートラスト社「SureServer EV」が
特別高い商品という訳ではないのです。
あなたのサイトも SSL 導入を検討しませんか。
導入する場合のメリット・デメリットなどを知りたい、
自分のサイトに導入できるかどうか知りたい、
そんな相談があればいつでも無料でお伺いします。
ご興味がおありの方、ご検討をご希望のかたは、
IT 事業部のホームページよりお問い合わせください。