お世話になっております。
リハビリテーション事業部の目川です。
さて、朝夕はめっきりと涼しくなってきて、かなり過ごしやすい季節になってきました。
先日までは、日中の屋外歩行も躊躇するほどの暑さでしたが、だいぶん日差しの様子も変わってきました。
訪問先からの移動中。
綺麗な夕日が印象的でした。
さて、身体が動かしやすい季節だからこそ、
あえて身体を動かさないことで起きることをご紹介したいと思います。
私共の訪問リハビリサービスも開始から多くの方にご利用いただいてまいりましたが、
開始理由も目標も色々ありました。
もちろん、歩けない、立つことが出来ない、などの身体機能の問題に対して要望いただくことが多いですが、
リハビリの効果はそれだけという訳ではありません。
身体機能が低下している状態というのは、精神機能も同じように低下している場合が多いです。
よくよく考えれば当たり前の話ですが、身体が思うように動かないのに、
モチベーションや心理状態が安定し続けることが中々至難の業です。
大きなケガや病気で運動機能が低下した際に、認知面への影響も大きくありません。
特に高齢の方は、臥床期間が長くなることで、せん妄や認知機能の低下がよくおこることがあります。
【廃用症候群の症状:精神・神経】
・うつ
認知機能・行動力の低下から、精神的に落ち込んでしまう。
・せん妄
軽度の意識混濁から見えないものが見えたり、混乱した言葉遣いや行動をする。
・見当識障害
今がいつなのか、自分がどこにいるのか分からなくなる。
私達のサービスをご利用いただいたご家族様からよく頂く話の中に、
「表情がしっかりしてきた」「話をよくするようになってきた」「久しぶりに笑った顔をみるようになった気がします」そんなお話を頂くことがあります。
もちろん、目標は「歩行の獲得」や「トイレまでの移動を自立したい」などの身体機能面へのアプローチがきっかけだったのですがそれだけではありませんでした。
しっかりと今後もご利用いただく方の生活が豊かになるように関わっていければと思います。
弊社訪問リハビリサービスは、運動機能へのリハビリサービスだけでなく、
日々の生活をどのように過ごしていくかをしっかりと考えております。
生活していく中での悩みやお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。