EPoch Official Blog

自費訪問リハビリサービス、セラピスト向けセミナー、訪問看護ステーション、IT事業、Body +、スポーツ事業など幅広く事業展開しています。

これからは2日間セミナーが主流になるかもしれない

 

2日間コースは学びがいっぱい!

 

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

セミナー事業部の久保田です。

 

 

6月16,17日は京都下鴨病院の小野志操先生にお越しいただき、

膝関節疾患に対する機能解剖学的運動療法

〜変形性膝関節症とTKA術後の病態解釈と運動療法の実際〜

についてご講義頂きました。

 

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2日コースのセミナーは我が社では珍しい形式のセミナーですが、

小野先生には年間3回のご講演の全てが2日コースのセミナーとなっており、

より深く学びたい方や、しっかりと習得したい方には非常にオススメの

セミナーになっています。

 

 

お金を払ってきてくださる皆さまに 徹底的に実技を学んで帰って欲しい、 少しでも多くのことを吸収して欲しい。 その想いがありましたので、 1日では伝えきれないことを2日間コースという形で 開催させて頂きました。

徹底した実技講習会 - EPoch Official Blog

 

 

そして、このセミナーは少人数限定のセミナー(20名)で

今回もお申込みは満席でした。

 

 

 

「小野先生のセミナーは何度でも行きたい」

という方が多く、リピーター様も多かったように思います。

 

2日間のセミナーならではですが、同じメンバーで2日間学びますので

名刺交換など、積極的に交流をされている方もおられました。

 

 

 

本来整形外科リハビリテーション学会では、

触診技術や理論を数日~数週間かけて習得していく内容なのですが、

私達のために2日間に集約していただきご講義頂いております。

 

 

受講生の方々にとって、とても濃密な時間になったのではないでしょうか?

 

 

 

そもそも、それが治療できるか判断できますか?

初日は膝関節の解剖生理学や治療に大切なことについて

ご講義いただきました。

 

治療において大切なことは、

ー その問題点は治療できるものなのかどうか ー

を把握しておかなければいけません。

 

例えば変形してしまった骨形態については

理学療法では治療できませんが、

軟部組織性の痛みであれば治療できますよね。

 

このようにリハビリで治療できる疼痛なのかどうかを

見極めることが大切です。

 

特に、痛みのコントロールは必須ですよね。

疼痛があると防御性収縮が出てしまいますし、治療も上手く進みません。

 

 

では、臨床でよくみかける変形性膝関節症(膝OA)の治療は

どのように進めるべきなのでしょうか。

  

まずは変形性膝関節症がどの程度進行しているかを理解する必要があります。

 

Gladeは1~5までありますが、理学療法が有効なGladeは

いくつまでかあなたは答えることができますか?

 

もしそれがしっかり答えられ、TKAの手術が適応な症例なのかどうかを

理解できれば、あとはその痛みが出ている原因を治療するだけです。

 

 

痛みが出る原因は色々あります。

  • 骨性由来による痛み
  • 軟部組織性由来による痛み(膝蓋下脂肪体や靭帯、関節包や筋etc・・・)

 

特に軟部組織性由来の痛みについては、解剖学や組織学だけでなく、

運動学的にも理解していく必要があります。

(荷重時のアライメント不良による筋の過緊張など)

 

 

 

TKAでも半月板損傷でも変形性膝関節症でも同じです。

その痛みが何によるものなのかをしっかり理解することが

大切だと教えていただきました。

 

そしてその治療に関する数々の海外論文や、

解剖画像、エコーの画像を資料にまとめてくださいました。

今日のテキストが、膝関節の治療の教科書になるんじゃないか

というくらいのテキストで、受講生様もとても喜ばれていました。

 

 

筋骨格系のキネシオロジー―カラー版

筋骨格系のキネシオロジー―カラー版

 

 

2日目は実技を中心とした触診・治療講習会!

2日目は治療をどのように進めていくかを

実技を交えてご講義頂きました。

 

最初にも書きましたが、治療をするうえで一番大切なことは

【痛みを出さない】ということです。

 

TKAの術後であれば、術創部が開かないようなROM-exの方法、

そして浮腫の管理方法がとても大切です。

 

 

1日目に学んだ機能解剖学を元に、2日目は実技を徹底的に教えて頂きました。

 

 

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 (膝蓋下脂肪体が原因となる拘縮の治療実技です。)

 

 

注意すべきポイントとして

 

  • 両膝屈曲位にて左右差や偏移を確認し、伸展位で可動性および膝関節屈曲時のエンドフィールの確認
  • 膝蓋下脂肪体は流動性ではなく滑膜性であること

などなど、

これ以上はセミナーで直接勉強してみてくださいね!

 

 

 

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(半膜様筋および腓腹筋内側頭が原因となる拘縮の治療方法)



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(大腿二頭筋が原因となる拘縮の治療)

 

 

 

1つ1つ丁寧に何が大切か、どこに注意して治療していくかを

徹底的にご講義頂きました。

 

 

次回の小野先生のセミナーは10月!テーマは足関節の予定です。

小野先生のセミナーは少人数限定セミナーになります。

毎回お申し込みが殺到しますので、もしご興味がある方はお早めに!

 

 

seminar.ep-och.com

 

受講生様の感想を掲載! 

 

・毎回小野先生のセミナーに参加させていただいてますが、もっと勉強しないといけないといつも気づかされます。今後も日々精進していきたいと思います。

・OAの患者様で気になっていたことが知ることが出来ました。

・解剖学的視点から教えていただいて解りやすかったです。

・触診の大切さがよくわかりました。

・小野先生の脊柱についての講義をお願いしたいです。機能解剖~触診を二日間で。

・実技の時間が短かったので、もう少し時間が欲しかったです。

・小野先生のセミナー楽しかったです。今回もありがとうございました。

・少人数なので、実技指導が行き届きやすくてよかったです。小野先生の腰や股関節のセミナーがあれば受講してみたいと思いました。

・実技の時間が多くあった点が大変良かったです。

 

 

沢山の感想ありがとうございました。

 

小野先生の過去のセミナーのレポートも是非読んでくださいね! 

blog.ep-och.com