五行同経アプローチって何?
いつもお世話になっております。
セミナー事業部の久保田です。
さて、今回5月27日はEPochでお馴染みの
波田野先生にご講演いただきました。
テーマはアナトミートレインと五行同経アプローチ。
何それ?
そう思う方も少なくないと思います。
大学や専門学校で学んで、国家資格を取って
我々は理学療法士や作業療法士になる訳ですが、
その教育課程では、あまり聞き馴染みがない言葉ですよね。
アナトミートレインと経絡の流れは一致しており、ここから経穴(いわゆるツボ)を
刺激することで、アナトミートレインの連鎖を治療しようというのが、
本セミナーの主旨になります。
波田野先生の「経穴っていわゆるトリガーポイントだよ」という一言で、
受講生の目の色が一気に変わったのが印象的でした。
ホワイトボードの言葉もちょっと特殊な感じがしますね。
実際に結果を見せてくれるのが、ハタノ式
実際受講生様の中で、身体の調子が悪い方がおられ、治療デモンストレーションを行っていただきました。
経絡の流れと経穴(アナトミートレインの流れとトリガーポイントですね)を資料を基に説明していただき、そこからアプローチを実施します。
するとあっという間に症状が緩和されるという驚きの結果に!!
特に今回の受講生様は肩の症状でしたが、上腕をアプローチすることで結果がパッと現れたようです。
即時性の効果が体験できるというのが、波田野先生のセミナーが人気の秘訣なのです。
身体は全部繋がっている!
さて、アナトミートレイン=経絡の流れ
というのが
なかなか理解できないという方も
おられるのではないでしょうか?
アナトミートレインとは、いわゆる筋・筋膜経線(連結)とも言われます。
つまり「身体の上から下までが繋がっているんだよ」ということですね。
例えば、肩こりがとても強い人がいるとしましょう。
その人を治療する時にあなたはどこから評価していきますか?
アナトミートレインの筋膜連結から考えると、
浅層バックラインというものがあります。
つまり背部の筋連結です。
この考え方から考えると、臀部の筋緊張異常が
肩こりを引き起こす原因である可能性もあるのです。
(あくまで可能性の話ですよ)
原因がその周囲にある場合もありますが、
その他の場所にある可能性もあります。
そういう考え方が出来るのが、
アナトミートレインのいいところですよね。
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経絡の流れというのは、東洋医学の中の考え方になりますが
アナトミートレインとしての考え方のほうが
リハビリ職種の方にとってはなじみ深い考え方でしょうか。
アナトミートレインの考え方の中に、
トリガーポイントを治療するという考え方を持つと
覚えていただければと思います。
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