いつもお読み頂きありがとうございます。
スポーツ事業部の山川です。
7月10日から12日まで大阪府堺市にあるJGREENというサッカー施設で
国民体育大会 サッカー競技 少年の部大阪府代表候補の合宿に
大阪府サッカー協会の業務としてトレーナー帯同をしてきました。
脱水症状に注意
大阪は快晴で気温も高く、(堺市は33℃)
選手達の脱水予防に水、塩分、体温の調整が必要でした。
人体の60%は水分で出来ています。
これは有名ですよね。
水分とミネラル、そしてタンパク質などで構成されています。
さて、ブログをご覧になられているあなたにクイズです。
身体から1%、2%の水分がなくなると
どのような症状が出るかご存知ですか?
(少し考えてみてくださいね)
答え
1% 大量の発汗、喉の渇き
2% 強い喉の渇き、めまい、吐き気、尿量減少
このような症状が出てきます。
あなたはこのような症状は経験ないですか?
スポーツの現場では、脱水症状は絶対に避けなければなりません。
試合だけに限らず、練習中でも注意が必要ですが、
身体を動かすと、発汗させ体温調節を行います。
発汗は水分と一緒にミネラルなども失ってしまいます。
今回のように気温が高いときは当然ですが、
気温が低くても、水分の管理はとても重要です。
合宿ではこのような症状が出ないように
コーチ達と相談しながら水分補給のタイミングを図ります。
試合前の食事も大切
さてまたクイズですが、
試合前の食事は何時間前が妥当でしょうか?
(少し考えてみてくださいね)
答え 3から4時間前
(30分前に補食は必要)
食事バランスや水分摂取量、試合前、当日、試合後の食事、補食の取り方など 専門的な内容になりますが、井上さんの理解しやすい講義のおかげで 非常に有意義な講義になったのではないかと思います。
参加者145名 スポーツ事業部 栄養講座 - EPoch Official Blog
何を食べたらよいのか、
どんな栄養素を摂ればいいのか、
これに関しては、とても重要なので
次以降のブログで書きますね。
この事を踏まえて昼食時間の調整をします。
もちろん食事に関しても、全て前日に考えて調整していきます。
水分、栄養、睡眠などその日に起こりうる可能性に対し、
知識を総動員して臨機応変に対応していきます。
一日中、仕事が沢山あり、休む暇もありません。
でも、楽しいんですよね。
スポーツの現場はあっという間に時間が過ぎてしまいます。
試合中のアクシデント 評価できますか?
またまたクイズです。
試合中に接触があり、足関節を痛めました。
どのような評価をしますか?
- 炎症の評価
- 可動性の評価
- 荷重時の評価
当然ですが、上部の評価をしますが、
どのように行うか分かりますか?
評価を行い、プレー続行が可能か、
それとも交代させるかを決めます。
医療機関に連れて行くなどの症状があれば別ですが、
応急処置のみで様子観察で対応する事が多々あります。
しっかり評価しないと翌日以降のプレーやチーム内の役割等を
変更しないといけない事があるため、重要な役割となります。
ここはやはりセラピストの腕の見せ所ですね。
今回もとても有意義な時間を過ごせました。
来月も合宿、近畿予選と帯同が続きます。
その情報はまたブログでお伝えしますね!

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