思わず声を出してしまうくらいのニュース!
先日、すごいニュースが飛び込んできましたね!
近い将来、iPS細胞で脊髄損傷の治療ができるかもしれない。
このニュースをみたときに、やはりセラピストである私は
おぉ!っと声を出してしまいました。
弊社の保険外訪問リハビリサービスの患者様にも
何名か脊髄損傷を受傷されている方がいらっしゃいますので、
このニュースは紹介せずにはいられません。
世界で初めてiPS細胞から神経のもとになる細胞をつくり、重い脊髄(せきずい)損傷の患者に移植する、慶応大のグループの臨床研究について、再生医療を審査する学内の委員会は13日、計画の妥当性を検討した。大きな異論はなく、承認される見通しになった。承認後グループは計画を国に申請する。
厚生労働省の専門部会で認められ、順調に進めば来夏にも臨床研究が始まる。
事故などで国内で毎年約5千人が脊髄損傷になり、患者は10万人以上いるとされる。脳からの命令を神経に伝えることが出来ず、手足が動かせなくなったり、感覚がまひしたりする。現在は損傷した部位を完全に修復する治療法はない。(引用 朝日新聞デジタル)
国内で10万人以上いらっしゃるそうで、
そんなにいらっしゃるのか!
と、ニュースを読んだ時には思いましたが、
毎日のようにどこかで交通事故などが起こっていますから、ね。
新しい治療技術なので、慎重に進めていくと思いますから、
今日、明日に…ということはないでしょうが、
可能な限り、早く移植できる方が増えることを望みます。
次は我々セラピストの出番ですね
医療の世界は日進月歩とよく言われますが、
研究をされていらっしゃる方には頭が上がりません。
もちろん研究者だけでなく、臨床で日々頑張っておられる方も言うまでもなく、ですが。
この10万人以上の方にとって希望になっているこのニュース、
セラピストの私も、もっと頑張らないといけないな!と
発奮させられるニュースとなりました。
当面は受傷直後の方にiPS細胞を移植するそうですが、
今後は受傷してから時間がたった方にも移植をしていくそうです。
脊髄損傷は損傷部位によって異なりますが、
手足が動かせなくなったりします。
時間が経てば、筋力が落ちてしまったり
関節の動かせる範囲が狭くなってしまいます。
iPS細胞で再生していくと同時に、
きっと理学療法や作業療法が求められるでしょう。
日進月歩の医療なので、我々セラピストも活躍の幅が広がりそうですね。