本日もお読みいただきましてありがとうございます。
先日訪問リハビリに行かせていただいている患者様の
ご家族様が自宅で転倒されて入院されたとお話がありました。
脛腓骨骨折だったそうで、かなり長引いているとご本人様が心配されていましたね。
脛腓骨骨折は遠位で数パーツに分かれて骨折した症例を
何度か担当させていただいた経験がありますが
術後のレントゲン画像を見たときに唖然としましたね。
どう動かせばいいか皆目見当がつかなかった新人時代を彷彿とさせました。
あなたは術後の患者様を担当することはありますか??
術後の症例もしっかりレントゲンで評価していきましょう
あなたは術後の患者様を担当することはありますか?
先日、股関節の手術風景や、臨床的な治療内容、そして何と言っても手術に欠かせない股関節の画像の見かたについてご講義いただきました。
医師がリハビリ職種に求めることや医師に相談したいけどできないこと
普段教えてもらえないことを聞けるいい機会になったのではないでしょうか??
↓セミナーの風景
股関節手術は今は1時間かからないってほんと?
テーマは股関節手術についての基礎知識でした。
講師は中之島いわき病院の岩城啓好先生にお越しいただいて
ご講演をお願いしておりました。
今のTHAは手術時間は1時間弱で終わるってご存知でしたか?
そして何より出血量が少ないのが特徴なのです。
『今まで知らなかった』、『教えて貰える人がいなかったからとても勉強になった』
と受講生様から本日の感想を頂きました。
THAの手術には前方アプローチ、後側方アプローチ、後方アプローチとあるということは皆様ご存知だと思います。
それぞれどこの筋肉と筋肉の間を分け入って手術をするかご存じですか?
(実は〇〇を切らないで手術をすることが今主流なのです、だから手術時間が大幅短縮されているだといいます)
詳しくはセミナーで学んでいただければと思いますが、
意外と目からうろこのことが多かったことだと思います。
これは新人のうちにぜひとも学んでみたい内容ですね。
股関節のレントゲン読影方法を学びました
人工骨頭置換術にもさまざまな種類があるといいます。
ですが、そこに至るまでに患者様には様々なエピソードがあります。
・外的要因によって股関節骨折を起こした方
・変形性股関節症が増悪して手術に至った方
・骨頭壊死になってしまっていた方
そこに至るまでにレントゲンを撮って評価されていると思いますが、そのレントゲンをきちんと読影できるセラピストが求められるといいます。
それは医師と話ができるセラピストがいることは
その病院の手術に対する治療成績を高める方法につながるからだそうです。
術中の状態、術後の状態、その後の経過の状態をきちんと情報共有し、治療に生かす。
もちろん医師がチームを引っ張ってコミュニケーションをしていく必要がありますが、なかなかそれができないことが多いそうです。
そこを引っ張る知識と技術をもつセラピストが求められているようですよ。
受講生のお声はこちら
・後方アプローチやそのほかのアプローチなど一般的に多いアプローチ方法の注意点や術後 どのような回復や経過をたどるのかなども今後知りたいです。
・オペ記録やオペ方法、切開など、Dr.の視点の話を聞くことができて面白かったのでもっと聞きたい。
・今回THAだったので、頸部骨折に対しての人工骨頭、γネイルについても詳しく聞きたいです。
・Dr.の考え方がわかる内容だったので良かったです。
・臨床ではなかなか整形の画像を見ても見るべきポイント、どのような術式、低下している筋群 のことなどがわからなかったが、今回でそのようないろいろな視点を持って日々取り組みたいです。
次回は7月に開催予定にしております。
ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。