今日もコツコツ更新していきます。
エポックブログ今日も暖かくなりそうですね。
皆さん昨日はお花見行かれましたか?
昨日は最高気温が20度近く上がったようで、
日中半そでで歩かれている方も見かけられましたね。
ついに春本番という形でしょうか。
ですが水曜日からまた冷えてくるようですので
まだまだ油断は禁物ですよ!!
What is 効率的な運動?
いつもご覧いただきありがとうございます。
セミナー事業部 四国地区担当の中山です。
先日3/31(日)に大阪で開催させていただいた、
ハンドリングについての勉強会には50名を超える方にご参加いただきありがとうございました!!
予想以上に多くの方に来ていただいたため、実技のアドバイスが不十分であった方々、申し訳ありませんでした…
5/12(日)には続編的な内容…かつ、さらに臨床的な実技時間を多く確保する予定ですので、続けてご参加いただけるとうれしく思います(^^
さてセラピストの皆さんは、対象者に求める動きの質の到達点をどのようにイメージしていますか?
力をガッツリ入れた動き方?
力をできるだけ使わないような動き方?
対象者のHOPEや環境によって変わるとは思いますが、
原則としては、省エネ的な効率的な動作の獲得を目指したいですよね(^^)
効率的な運動とは…
①目標の達成を
②最小限のエネルギー消費で
③最短の運動時間で
行えることとされています。
また『効率性』は力学的な視点と生理的な視点の両側面から考えることができます。
以前の歩行についてのナイトセミナーの内容の一部をブログに掲載中
→ナイトセミナー『歩行の再考』での受講生様の感想
・資料を見たときは難しそう…と思ったのですがわかりやすかったです。バイメカについてもう少し深く学んでいきたいと思いました。施設で歩行をみることが多いので活かしていきたいと思います。
・OTとしてあまり触れることのない分野であり、上肢の動きや生活に活かせる内容になると感じた。
・教科書的ではなく先生の考えも聞くことができたので考え方の幅が広がる。
力学的効率性って?
力学的な視点での効率性は、
運動エネルギー(前進速度)がどれだけ位置エネルギー(重心の高さ)に
変換されたかで評価することができます。
力学的エネルギー変換率(%Recovery)=(内的仕事量-外的仕事量)/内的仕事量
で示すことができ、
力学的エネルギー変換率が低下すると、
外的仕事量が相対的に増えてしまう…
つまり、筋活動による仕事が過剰に必要になってしまいます。
(ちなみに健常若年者では力学的エネルギー変換率は約65%と言われているそうです)
生理的効率性って?
生理的な視点での効率性は、
エネルギー消費の側面からみた動作効率とも言えます。
よく持久性の評価として6分間でどれだけ長い距離を歩くことができたかをみる、
6分間歩行テストが使用されます。
しかし、例えば1ヶ月前よりもさらに長い距離を歩くことができたとしても、
心拍数や脈拍、呼吸数の上昇率が1ヶ月前よりも増えていては、
持久性が向上したとは言い切れないと考えます。
ここで使用できるのが、生理的コスト指数(PCI)です。
PCI(拍/m)=(動作時心拍数-安静時心拍数)/動作速度
で示すことができ、PCIが低くなることは単位歩行距離あたりのエネルギー消費が少なくて済むようになった…
つまり、持久性が向上したとも解釈できるということです。
このような力学的・生理的効率性とCPG(中枢パターン発生器)をリンクさせながら
歩行について再考する勉強会を香川県で4/28(日)に開催予定です!!
香川県で平成最後の勉強会に参加してみませんか?
●本セミナーはこんなセラピストにオススメ
・歩行を運動学的・解剖学的・生理学的な視点から解釈する知識を増やしたい
・よく10m歩行時間や6分間歩行距離などの指標を用いて歩行を評価している
・CPGという言葉を安易に使ってしまっている
・バイオメカニクス的な解釈と神経生理学的な解釈の繋がりを知りたい
・上肢活動の向上を図るためのOTプログラムに歩行を活かしたい
4月28日(日)香川県セミナー
5月12日(日)大阪府セミナー
6月30日(日)香川県セミナー