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セミナー事業部 四国地区担当の中山です。
さっそくですが、皆さんは綱引きをしたことがあります・・・よね!?
本日は、筋出力を綱引き理論で解釈してみましょう!!
※図A(今日のはてな?より…https://kenny-dfd.com/sports/7838/)
筋出力=綱引き理論!?
綱引きで勝つためのコツ・・・
それはいかに力学的に有利になれるかです。
例えば、ロープが凸凹して力が分散されないように
身長の高い順に並んだり(運動学)、
空を見るぐらい身体を後方に傾けたり(運動学)、
握った手(腕)を内側に絞ったり(解剖学)・・・
こう考えると、セラピストの専門性が活かされる競技でもありますね(^^)
しかし本日は力学的に有利になるコツを説明するわけではありません・・・
綱を引いた側оr綱が引かれた側・・・どっちに介入?
3人vs3人の綱引きで、こちら(綱を引いた側)と相手(綱が引かれた側)が
勝負をしてこちらが勝利した場合を想像してみてください(^^)/
『筋力を発揮した』=『綱を引いた』とします。
最大筋力を発揮できた場合(ヒトは出力抑制によって最大発揮することはありませんが・・・)、
相手3人ともに無抵抗でこちらが完璧に勝ったことになります。
しかし相手も負けたくないので、
普通は3人とも綱を引かれまいと頑張るわけです。
なんとかこちらが勝ったとしても相手の抵抗があり、
これが最大筋力を発揮できない状態と考えられます。
この相手3人の抵抗が、例えば・・・
1人目=筋と皮膚間の滑走障害による摩擦抵抗・・・
2人目=筋アライメントの不整による活動張力や静止張力の不足・・・
3人目=体幹の柔軟性や分節的な運動が不十分なことによる吸収力の低下・・・
と、相手に抵抗される人数や程度によって、
こちら(綱を引いた側)の勝ち具合、
つまり結果としての筋出力は変わってきます。
こちら(綱を引いた側)の勝ち具合を変えるためには
大きく分けて2つの介入方法があります。
つまり、こちらがさらに頑張るか相手が手を抜くか・・・
こちらがさらに頑張る=筋出力側に介入する、
と置き換えると、例えば筋力肥大をしたり、
神経筋の連結を高めたりします。
相手に手を抜いてもらう=筋出力を阻害する因子を改善する、
と置き換えると、例えば、皮膚に介入して筋との滑走を円滑にしたり、
筋のアライメントを整えてアクチンとミオシンフィラメントの結合を改善したりすることで、相対的に筋出力を向上させます。
※具体的な介入方法の一部をブログに掲載中
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