先進国や日本でも遠隔治療は活発化してきています。
特に医療分野の活躍はめまぐるしく、
遠く東京の病院から遠隔治療でオペができるという技術が
発達してきているという話は
皆さん耳にしたことがあるのではないでしょうか??
特にアメリカではこのような遠隔医療が発達してきており
すでに多くの場所で導入されているようですね。
先日、オンライン上でリハビリの指導を受けることができるという記事を書きました。
リハビリ分野でもこのような技術が発展し始めていますが
やはり問題は山積みのようです。
米国の遠隔医療で「誤診断」多発、子供に医薬品の過剰処方
先日このような記事を見つけました。
遠隔医療で風邪の診断を受けた子供は、
対面の診断と比較して、より多くの抗生物質を処方される傾向があるというニュースが流れていました。
確かに対面での診断とは違い、
画面上での診断になるので、得られる情報は限られてしまいます。
フィジカルアセスメントを評価しようと思えば
頭のてっぺんから指先までしっかり見なければいけませんしね。
その限られた情報からしか診断できないので
適切な診断かと問われれば疑問符が浮かぶのも理解できます。
そのあたりが影響しているのではないでしょうか??
フィジカルアセスメントをしっかり評価する重要性
今回の記事でお話をしたいのは
遠隔治療はフィジカルアセスメントを理解できないまま
誤診をしてしまうからやめようということではなく、
遠隔治療だからこそ、きちんとフィジカルアセスメントを理解し
適切な診断や治療を提供できるようにしなければいけないということです。
今回の記事では、風邪=抗生物質の処方という一辺倒な処方を行ってしまっているということが問題なのであって
風邪にもさまざまな症状があり、分類がなされるはずで
それらの診断をきちんとフィジカルアセスメントを取って
治療できていないからこそ問題になっているわけですね。
リハビリ分野での遠隔治療も
先日の記事でも書きましたが
理学療法士や作業療法士の中でも遠隔治療がピックアップされるようになってきました。
特に腰痛や肩こりなどの症状に対するアプローチを
ネットやアプリケーションを介して行おうという動きがあります。
確かにクリニックや病院が遠い過疎地では喜ばれるかもしれませんが、
対面で評価することができない以上、
前述したような問題が起こらないとも限りません。
特に私たち理学療法士や作業療法士はフィジカルアセスメントを重要視しなければいけませんし
整形外科的テストをせずに腰痛や肩こりを安易に治療することは避けるべきです。
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