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認知症患者様の転倒を防ぐための二重課題運動や異常行動の抑制

Man with backpack felling on slippery sidewalk in winter closeup. Ice injuries concept

患者様の転倒の原因は様々です。

筋力や柔軟性などといった運動器の問題で転倒リスクが高くなる人もいますが

 

認知機能の低下による転倒も多く、認知症の方では特に転倒のリスクが高くなります。

 

その原因に二重課題の困難というものがあります。

 

そこで今回は二重課題と転倒のリスクについてお話するとともに、

最後は認知症患者様の転倒を防ぐために必要な知識を学ぶことができるセミナーをご用意しましたので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

転倒の原因として多いデュアルタスクとは?

二重課題(デュアルタスク)とは、2つの課題を同時に遂行することが求められる課題です。
英語表記に由来して、「dual-task」「デュアルタスク」と表されることもあります。


「〜しながら…をする」というように、2つの課題へ注意を向ける必要がありますが、この能力が低下している患者さんは少なくありません。


二重課題(デュアルタスク)を考えるときには、「会話をしながら車を運転する」という場面がしばしば取り上げられます。

 


スマホの通話や操作をしながら、運転することは禁止されていますが


この場合、会話やスマホ画面の操作に注意を向けることによって運転の精度が落ちるため、事故のリスクが高まることがよく知られています。

 

このように2つの課題を同時に遂行する力は、脳卒中や認知症、加齢などが原因となって低下することがあります。 

 

なぜこのような能力が必要なのかというと、たとえば、自宅で歩いているときに家族に声をかけられたり、障害物を避けながら移動したりすると、注意を向けるべき対象が増えるために転倒のリスクが高まることがあります。

 

認知機能に問題がない人でも、何かに気を取られた時につまずいてしまったなんてことはありますよね?
我々でもそういうことがあるのですから、認知機能が低下した患者様は尚更ですね。


二重課題(デュアルタスク)の能力が低下していることが原因で転倒リスクが高まっていると判断される場合、リハビリの中でトレーニングを行っていく必要があるのです。

 

 

リハビリで実践したい二重課題(デュアルタスク)のトレーニング例

 

 

「運動」を主課題として、付加できる認知課題の例を少し挙げていきます。

随意的に体を動かす時点で一つの課題にはなりますが、

床歩行、トレッドミル歩行、椅子座位での足踏み、手拍子などから選択します。

患者さんのレベルや用いる認知課題の性質に応じて運動の内容は調整していきましょう。


1)「運動」+「言葉の想起」

2)「運動」+「計算」

3)「運動」+「Stroop Test」

 

このように、運動しながら何かを行うというトレーニングが

デュアルタスクでは必要となります。

 

ではなぜこのようなことが必要なのか?

これができることによって、どのような効果があるのか?

どのようなトレーニングを進めていけばいいのか?

 

ぜひ考えてみてください。

 

認知症患者様の異常行動に抑制をかけずに転倒防止をするには

さて、ここまではデュアルタスクについてお話しましたが、認知症患者様がよく転倒されるシチュエーションはそれだけではありませんね。

 

認知症患者様の中にはこちらが予測していなかったような方法で転倒されることがあります。

・ベッドの柵を超えて降りようとしてしまった

・1人で勝手に車椅子に移乗しようとした

 

こういったことが原因で転倒してしまった患者様に心当たりはあるのではないでしょうか?

 

こういった患者様に対して、抑制をかければ転倒は防ぐことはできるかもしれませんが

日常生活での活動量は増やしたいから、抑制はしたくありませんし、場合によって虐待と誤解されて、別のトラブルに発展してしまうこともあるかもしれません。

 

そこで今回はそういった認知症患者様の異常行動に対して、抑制をかけることなく、日症患者様の異常行動に伴う転倒を防ぐ方法について山上先生にお話しして頂きます。

 

認知症患者の転倒予防と危険行動の理解|非抑制で安全な環境の整え方 – エポックセミナー

 

 

是非、このセミナーにぜひ参加してみてくださいね。

 

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