あなたは自分の治療に自信をもって患者様に提供できますか?
それができるということが一流のセラピストの条件ではないでしょうか?
いつもお読みいただきありがとうございます。
この週末は森ノ宮病院の名誉院長、紀伊克昌先生にお越しいただき
治療デモンストレーションセミナーとともに、連合反応に対する治療実技講習会を開催させていただくことができました。
森ノ宮病院の紀伊先生といえば、ボバース治療の第一人者としてもとても有名であるとともに
多くの患者様が紀伊先生を求めてこられることでも有名です。
そして今回会場にお越しいただいた患者様は左下肢の連合反応が出ているが
ゲートソリューションを使用してT-cane自立して復職をされておられる患者様にお越しいただき、
約90分ほどの治療デモンストレーションを実施していただきました。
歩くとやはり不安定で周りを見る余裕がないんです。
今回お越しいただいた患者様は、脳出血後の後遺症として
左上下肢に麻痺が残っておられました。
リハビリでも、麻痺側への荷重はやっぱり心理的に怖いですと話されておられ
屋外を自立して歩くことはできるものの、周囲を見渡す余裕がないという悩みの元、
普段からリハビリを受けておられます。
その患者様の治療デモンストレーションでは、
やはり麻痺側への過剰な筋緊張を認めており、左手で握手をすると肩甲骨が盛り上がるような症状を見受けました。いわゆる代償動作ですね。
その際の麻痺側下肢も連合反応で底屈位を取るという状態に対して
評価、治療を本日は実施してくださいました。
このような状態にある中で、仕事場への通勤は比較的つらく、
雨の日は傘をさすこともままならないので、どうすればいいかというのが
ご本人様の悩みなのですが、
この連合反応が経験するようなアプローチを
紀伊先生は90分のリハビリデモンストレーションの中でアプローチをしてくださいました。
腕が棒のようだったのが楽になりました。
紀伊先生の治療内容については、弊社セミナーでご覧いただきたいと思いますが
90分のリハビリの中で、上肢の代償動作は軽減し、腕を持ち上げるときの軽さが
嘘のように改善したとご本人様は話されておられました。
治療風景の一部をご紹介!!
足底の感覚に正しい感覚を入力するためには、
解剖学、運動学が正しく理解できていなければいけません。
どの筋肉が短縮しているのか、委縮しているのか。
どの筋へのアプローチが必要なのか。
正しく理解し、それぞれを適切にリラクゼーションを加え、
どこに刺激を入れて協同収縮を入れればいいのか。
今回のデモンストレーションを通じて、午後からは各受講生様に
午前中に行ったデモの内容を、実技を通じて解説してくださっていました。
皆様積極的にお話を聞かれており、室内はエアコンをフル稼働していたにもかかわらず
熱い講習会になったのではないかと感じました。
紀伊先生にはぜひ次回もお願いしておりますので、
次回の開催が決まりましたら、またこのブログやSNSを通じてご紹介したいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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他にも患者様をお呼びしたセミナーはありますので
ぜひご覧ください。