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「お酒は百薬の長」は嘘だった!?常識を覆す論文が発表されました

「少しのお酒は体にいい」という説を聞いたことがある人もいると思います。

私もこれが免罪符のように、お酒を結構飲んでしまいますので。

 

しかしながら、今までこの分野は曖昧なまま放置されていたといっても過言ではありませんでした。

そんな中、それを覆すような論文が発表されたのです。

 

 

酒は百薬の長は嘘だった?

 

「確かに、少量飲酒が体に良いと結論づける研究は過去に複数出されました。しかしながら、飲酒量に関する質問内容などが詳細に欠けていたため、専門家の中には疑問を抱く人が少なくなかったのです」

筑波大学地域総合診療医学、吉本尚准教授

 

昔は少しの飲酒が体にいいと言われてきましたが

昨年8月に少量飲酒が体にいいとは言えないという論文が発表されたようです。

しかも発表された先はランセットという医学誌です。

 

医療は、今日の常識が明日の非常識と言われる最たる分野です。

論文一つを絶対視することはできませんが、

多くの専門家が疑問視しなければいけない様になったのではないでしょうか??

 

 

悪影響を最小化する飲酒量は「ゼロ」…

 「少量飲酒が健康に良い」と言われてきたのは、

「アルコールが動脈硬化の進行を防ぎ、

脳梗塞や心筋梗塞などの循環器疾患の発症リスクを下げる」とする研究結果があるためだと言われていました。

 

しかしながら今回の論文には500人以上の専門家が参加したといいます。

 

この大規模研究によると、心筋梗塞に限って言えば、

やはり少量の飲酒をしている人ほど発症リスクが低いことが確認され、

1日における飲酒量が男性で0.83杯、女性で0.92杯でそれぞれリスクが最小になりました。

 

全体として見ると、飲酒の「良い影響」は限定的でした。

 

問題は、飲酒によって別の病気が発症する可能性が高まること。

たとえ少量であってもお酒を飲めば乳がんや

口腔がんなどにかかりやすくなってしまうため、

「アルコールによる特定の病気の予防効果はがんの発症リスクで相殺される」と指摘されたと言われています。

 

そしてお酒を飲むと食事量が増加しますので

その影響を抑え込まなければ、糖尿病や高脂血症が発症してしまいます。

 

今までは酒は百薬の長と言われていましたが

それを改めなければいけませんね。

かといって飲酒をやめることはできなさそうですがw

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。