皆さんは健康に気遣っていますか?
食生活や毎日の食事の中で野菜やビタミン錠剤を摂取して
自分の体を調整されている方もおられるでしょう。
しかしながら先日驚きの記事を発見してしまいました。
実は、生の果物をそのまま食べるのは健康に良いが、果汁100%のフルーツジュースは健康に悪いことが、複数の研究からわかっている。βカロテンやリコピンといった成分が体に良いという科学的証拠(エビデンス)はない。
この本は巷で言われている食事の常識を覆すような内容が書かれています。
よくある内容としては、炭水化物は健康に悪く食べると太るということですね。
でもよく考えてみてください。
医療従事者であればわかると思いますが
ATP産生の一番大きな栄養素としてはグルコースですよね?
グルコースは炭水化物です。
身体のエネルギーになる栄養素が健康に悪いはずがない!
もちろん過剰摂取は体によくありませんがw
炭水化物も良い炭水化物と悪い炭水化物があるそうです。
「健康に良い炭水化物」とは、玄米、全粒粉、蕎麦のように精製されていない炭水化物のことであり、
「健康に悪い炭水化物」とは、白米、小麦粉、うどんのように精製されている炭水化物(砂糖もこれに含まれる)のことであるそうです。
健康に良い食事は◯◯されていないもの
この本では面白いことに、殆どの健康情報はエビデンスが足りないと書かれています。
たしかに様々な研究がなされていますが、
意外と研究結果は小規模のものが多いそうです。
例えば、抽出されたリコピンを摂取することで
病気を予防したり死亡率を下げたりするということを示した研究はないそうです。
(リコピン摂取によって悪玉【LDL】コレステロールが減ったという小規模な研究が2007年と2013年に発表されたが、実際に脳梗塞などの病気を予防したという研究結果はないようです)
また、最新の研究によると、フルーツジュースを多く飲んでいる人ほど糖尿病のリスクが高い一方で、
果物の摂取量が多い人ほど糖尿病のリスクは低いことが明らかになっているみたいです。
果物の中でも、ブルーベリー、ブドウ、リンゴを食べている人では特に糖尿病のリスクが低いです。
体重との関係においても、フルーツジュースを飲む人ほど体重が増加している傾向がある一方で、
果物を食べている人ほど体重は減少していると報告されています。
つまり、成分にとらわれてはいけません。
いかに食材をそのままに摂取するかどうかが重要なようですね。
本当に健康に良い食材は5つしか無い
数多くの信頼できる研究によって本当に健康に良い(=脳卒中、心筋梗塞、がんなどのリスクを下げる)と現在考えられている食品は
①魚
②野菜と果物(フルーツジュース、ジャガイモは含まない)
③茶色い炭水化物
④オリーブオイル
⑤ナッツ類
の5つ。
逆に、健康に悪いと考えられているのは
①赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)
②白い炭水化物
③バターなどの飽和脂肪酸
の3つです。
つまり、白米や小麦粉を使った白いパン、
うどんといった精製された炭水化物、牛肉や豚肉、バターは避け、
玄米や全粒粉を使ったパン、蕎麦、魚、野菜、果物、オリーブオイル、ナッツなどに置き換えることで、より身体を脳卒中や心筋梗塞、ガンなどの病気を減らすことができるようですね。
皆様も自分の健康に気をつける歳になったときには
是非参考にしてみてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。