弊社の自費リハビリで、最近様々なお問い合わせをいただいております。
私達はケアマネと週一回必ず電話なり面会なりで
今の進捗を話し合う機会をいただいています。
やっぱりチーム医療は重要だなと思わずにはいられません。
特に終末期リハビリにおいて理学療法士、作業療法士、言語療法士の重要性は
多岐に渡ります。
最後の最後に自分がどのように人間らしく生きれるか、
そこにコメディカルがどのようにチームで関わっていくことができるか。
時に理学療法士の分野を飛び越えて関わらなければいけない時もあります。
例えばタッチセンサーの作成やPCの改造などを
作業療法士と一緒にセッティングしたり、
嚥下機能が悪いけど食事をとりたいという方にも
シーティングや頸部のポジショニングを一緒に行うなどの
アプローチが必要になります。
一つの目標に対して、チームでどのように関わるか
それを今一度考えていく必要があるのではないでしょうか?
リハ職が諦めたらそこで終わる
これを読んでくださっているセラピストの方は数々の患者様を対応してこられたかと思います。
ですが、患者様のリハビリで、「この人はもう難しいのではないか」とあきらめたことってないですか?
セラピストこそ、諦めたらそこで進歩は止まります。
そんな時のためにこの本をご紹介しましょう。
あきらめない力
作者: 酒向正春
出版社/メーカー: 主婦と生活社
発売日: 2014/02/07
メディア: 単行本
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この本は脳外科医からリハビリテーション医に転身された
酒向正春先生の書かれた本でして
リハビリをするにあたって「あきらめない」という気持ちにさせてくれる
私のとても好きな本です。
酒向先生のスタイルとして、一般的にリハビリは「可能な限り安全に」という考え方で進めます。
しかし先生の場合は逆で、どこまでやったら危険かを、患者さんの状態を見ながら判断してリハビリを進めていかれます。
スタッフと一緒に、寝たきりの患者さんを座らせ、立たせて、歩かせて、どこまでやれば痛くなるか、具合が悪くなるかを見極め、限界まで行っていきます。それが「攻めのリハビリ」と言われるゆえんです。
何を当たり前なことを、と思われるかもしれませんが、
ここで一つこの言葉を思い返してください。
「有効限界と安全限界」
あなたはこれを理解してリハビリに取り組めていますか?
リハビリにはどれだけ毎日リハビリしてもよくならないという人がいます。
それはその方の有効限界以下のリハビリ負荷量でリハビリをしているから
なかなかよくなっていかないのです。
これらの詳しい内容については明日の記事で書いてみたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。