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入院患者様はカロリーが不足している?|リハビリに必要なカロリー量とは?

勉強をしていると、運動をしていなくても、普段以上にお腹が空く

そんな経験ありませんか?

 

それは脳がエネルギーを消費しているから。

 

昔から脳を使うとおなかが減るのは

本当のことなのでしょうか?

 

実は脳は人が生きている限り最大のエネルギーを使うのですが、

カロリー消費量が多いというわけではないそうです。

 

脳を使うとブドウ糖を消費するのでダイエットになりそうですが、

脳のエネルギーはブドウ糖のみではありません。

 

勉強して消費される僅かながらのカロリーは

1分につき体重1kgあたり0,0295キロカロリーと言われています。

これをもとに性別、年齢を踏まえた上で勉強での消費カロリーを計算すると

おおよそ1kg体重を減らすには

7200キロカロリー必要と一般的に言われていますから、

1時間で減るカロリーを約100キロカロリーとすると

72時間の勉強が必要ということになります。

 

 

これは脳を使っていることで

カロリーが減っているという現象ですね。

ここに身体を動かすことで

得られるカロリー消費もかかってきますから

実際はもう少しカロリー消費される計算になります。

 

それをこれからお話したいと思います。

 

栄養学で学ぶ日常生活で最低限必要なカロリー量とは?

 

さて、ここで考えていただきたい事柄は

「脳が働くことでカロリーを消費する」ということです。

 

病院食や施設の食事ではおおよそ1500~1700kcalです。

 

前述したように、脳を働かせるのにカロリーは必要になります。

考えたり話したりすることでカロリーを消費しています。

勉強を1時間することで100kcal消費するとしていますが

高齢者が話したり考えたりすることも同様のカロリー消費をするとしたとして

1500kcalの食事摂取量であれば15時間ほどしか生活できません。

 

運動したり歩いたりすることによる消費カロリーって

本当にこれで足りているのでしょうか?

 

回復期でのリハビリでは一日3時間のリハビリを毎日実施します。

となると、カロリー量はそれだけでは足りないと感じませんか?

 

病棟で患者様が「あまり動きたくない」と感じるのも

意欲の問題、と片付けてしまうとそれまでですが、

栄養面に着目して評価する必要もあるかもしれませんね。

 

栄養学上リハビリに必要なカロリー量はいくら必要か?

70歳以上の高齢者の基礎代謝基準値は、

男性は21.5Kcal/Kg 体重/日、女性では 20.7Kcal/Kg 体重/日

と言われています。

 

高齢者の基礎代謝量は、(男性 22、女性 21)×体重(Kg)で、

これに活動係数を掛けると、必要エネルギー量になります。

リハビリをする際の活動係数は、ベッドサイドリハビリでは、1.2と言われ、

20 分の筋力トレーニングであれば、1.3 程度です。

1 時間の筋力トレーニングであれば、1.3~1.4 程度です。

例えば、75 際の男性で体重 50Kg の方に、

1 時間の筋力トレーニングをするのであれば、22×50×1.4=1540Kal となります。

 

 

結構カロリーが必要になりますよね。

さて、あなたの患者様はきちんと確保できていますか?

 

栄養学的視点から見て多くの患者様はカロリー量は足りていないといわれています

実は多くの患者様が入院中にカロリー不足、飢餓状態になっているとも言われています。

 

確かに、退院してきた患者様の多くが

「入院中にだいぶ痩せてしまった。」

と口にしていませんか?

 

これは入院中の患者様のカロリーが不足している何よりの証拠です。

 

若い人が病気療養で痩せたしまったときに冗談で「入院ダイエットだね。」なんて笑うことがありますが、高齢の方であれば冗談では済みません。

 

痩せ型よりも少し小太りの方が死亡リスクが低いという報告もありますので、

高齢者のカロリー不足というものは非常に深刻なものなのです。

 

このように、リハビリに必要な栄養学の知識は、臨床で働くセラピストには必要です。

エポックではこの知識をわかりやすく解説していただくセミナーをご用意しております。

 

それが池田崇先生の

医療従事者のためのリハ栄養セミナー|エネルギー量を計算してみる – エポックセミナー

です。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

 

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