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結帯動作のリハビリ、ニガテと思ってませんか?

「背中に手を回す」の画像検索結果

上腕骨近位部骨折や鎖骨骨折患者において、

困難となる日常生活動作の一つとして

「結帯動作制限」というものがあります。

 

 

結帯動作とは

「結帯動作」とは、自分の腕を体の後ろにもっていく動作のことを指します。

帯を締める際の使われる動きのため

結「帯」動作と呼ばれます。

 

この他にも

・背中を洗う

・ブラジャーのホックを外す・つける

・トイレでお尻を拭く

など、日常生活において重要な動作になります。

 

上腕骨骨折後や肩関節(五十肩)のリハビリなどでは、

屈曲などの可動域は改善しても、

結帯動作だけ障害される、

というパターンが多く見られます。

 

結帯動作を運動学的に捉えると、

肩関節伸展・内旋・外転の複合運動です。

肩甲骨の運動は、

前傾・下方回旋・内転or外転が必要になります。

 

さらに言えば、

肩鎖関節、胸鎖関節の動き

体幹伸展と回旋

前腕の回内

も考える必要があります。

 

 

結帯動作制限の要因とは?

 

結帯動作障害には、

主には内旋制限(特に第2ポジション)が

結帯動作の障害因子となります。

 

肩関節伸展に伴い、

烏口上腕靭帯が緊張し

骨頭の内旋制限が起きることで、

制限が生じます。

 

つまり、肩関節の伸展と内旋がポイントとなります。

 

肩甲骨に関しては、

肩甲骨の内転・下方回旋の運動が必要となります。

 

加えて可動性ではなく、

肩甲骨の位置も重要です。

安静時の肩甲骨の位置が

前傾、上方回旋していることが制限因子となります。

肩甲骨が前傾・上方回旋していると

臼蓋は上前方を向くため、

肩甲上腕関節の伸展、内旋の動きが

より多く必要になるためです。

 

筋肉による制限については

烏口腕筋と棘下筋が、

結帯動作の制限因子となってきます。

烏口腕筋は第2内旋可動域、

棘下筋は伸展可動域

とそれぞれ関係があります。

肩甲下筋、僧帽筋中部・下部線維の筋力低下によっても

結帯動作が困難となります。

 

また、結帯動作において痛みが生じる場合は、

「腱板疎部(けんばんそぶ)」

において異常血管が増えていることがあります。

 

 

結帯動作の治療を行う上でポイント

他動的に肩甲骨の動きが低下している場合、

肩甲骨周囲筋リラクゼーションを行います。

具体的には、

・肩甲挙筋、僧帽筋上部の過緊張に対し柔軟性改善のため、伸張を促す。

・肩甲骨を他動的に内転・外転、挙上・下制を行う。

です。

 

肩甲骨内転・下方回旋のトレーニングも重要です。

腹臥位での上肢伸展内転挙上運動を行いましょう。

 

棘下筋や小円筋の伸張性が関与する、

第2内旋や第3内旋もしっかり可動域確保する必要があります。

 

肩関節後上方支持組織の伸張性に対してもアプローチは重要です。

 

 

 

 

結帯動作が最後の最後まで制限となることが多いです。

若手セラピストの中には、

結帯動作に苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか?

肩関節は特に様々な因子が影響しあって複合的に動く関節のため、

確実に評価をしていくことが大切です。

 

結帯動作の苦手意識、克服しましょう!

 

  

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