皆様は自動体外式除細動器(AED)を正しく使うことができますか?
病院外での心停止は様々なところで起こっており、
今や身近な存在となってきました。
しかしながら意外とどこにあるのか
どうやって使えばいいのかを知らない人もおり
消防隊や病院、市民講座などで講習会が行われている一方
まだまだ認知が少ないのが現状ではないでしょうか?
市民による応急処置がなされた心停止患者様は
AEDを用いられた除細動実施率はわずか10%にとどまっているようです。
先日国立循環器病研究センターでの発表では
院外心停止は公衆衛生上の重要な問題であり、本邦において年間約110,000件発症しています。蘇生科学の目覚ましい発達にも関わらず、社会復帰率は約7%前後と極めて低く、社会復帰率改善は先進諸国の喫緊の課題です。
とのことでした。
まだまだ認知されているとは言いがたい現状ですね。
AEDを使わなければ松村邦洋さんは亡くなっていたかも
有名人の松村邦洋さんが東京マラソン参加時に心肺停止で倒れた
というのは覚えておられる方もおられるのではないでしょうか?
2009年の東京マラソンで急に足を止めて後ろに倒れてしまいました。
口から泡を吹き、目はうつろな状態で倒れて意識消失したと報じられていました。
心臓停止では3分で、呼吸停止では10分停止で死亡率が5割を超すといわれている心停止において、早急に処置をされたのが功を奏したようですね。
電気ショックを与える自動体外式除細動器AEDを使用して
無事意識を取り戻されたようです。
大事なことは、
医師が近くにいたから処置が間に合ったのでしょ?
ということではなく、
このAEDは一般市民によっても使用が可能です
ということです。
AED普及について学生時代から学ぼう
心臓突然死はいつでも誰でもどこにでも起こる可能性があります。体育の授業や教室、またスポーツの最中に、大切な生徒が、友人が、チームメートが倒れるかもしれません。いざというとき誰もが助けることができるように、心臓マッサージ(胸骨圧迫)とAEDの使い方を授業や練習メニューに取り入れませんか。
このように日本心臓財団は呼び掛けています。
小学校や高校など学生時代からAEDの必要性や
使い方について学ぶ機会があってもいいと思います。
なぜなら学生時代のほうが活動的ですし
その時に起こる問題を学生たちが解決できる世の中になれば
皆で対応できると思います。
一部の学校では毎年必ず行われている学校もあるようです。
ぜひこのような課外活動を取り入れてほしいものですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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