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脳卒中片麻痺のリハビリに必要な上肢リーチと座位の評価とは

「歩く 写真 フリー素材」の画像検索結果

 

脳血管障害の患者様の治療を行うときに

連合反応がなかなか邪魔してうまく歩行動作を獲得できない

そういった悩みを抱えているということはありませんか?

 

そうした時には、まず歩行動作ではなく、起居動作や座位でのリーチなど

もう少し安定した位置での動作練習に立ち返って

治療プログラムを立案することをお勧めします。

 

最後には座位と上肢リーチについて学べるおすすめのセミナーを

ご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

 

脳卒中片麻痺のリハビリで体性感覚が及ぼす影響について

あなたは崖のそばで立ったことはありますか?

そんな時あなたの身体はかかとに重心がかかっていたはずです。

それはなぜか?

つま先に重心をかけると、前の崖のほうに倒れて落ちてしまいそうになるからですよね。

 

その状態で後ろから前に押されると

自然とかかとに重心が乗ってしまいます。

怖いですよね。想像するだけで怖いです。

 

また、リハビリ室のベッドに座る時に左右どちらでも良いので

片方の殿部はベッドの端から出るように座ってみてください。

もしくは仰臥位で左右どちらかをベッドの端から出るように寝てみてください。

 

落ちそうで怖いと思いますが

それこそ片麻痺患者様が普段感じている状態です。

 

でも片麻痺患者様ってこういう環境下にあるって知っていましたか?

 

脳血管疾患は半身の知覚情報が少ない、もしくはない状態のため、

健常者でいう半側が浮いた状態と同義であり、

筋活動も低く代償動作が出来ません。

 

よって非麻痺側で何かを掴んでしまったり、

身体を固めてしまうという状況を作り出しやすいのです。

 

そうすることで、自分の身体がここにある

非麻痺側の感覚を強固にすることで、

自分の身体と環境との位置関係を認識するのですね。

 

だからこそ、支持基底面の小さい立位姿勢や歩行動作では

自分の身体を外界と認識するためには

全体的に固めて動きにくい状況にせざるを得ないのです。

 

そういった支持基底面の小さい立位姿勢や歩行動作では

より高いレベルの姿勢保持能力が求められます。

 

ということは、支持基底面内における姿勢保持は

何よりも重要な要素となることは自明の理ですよね。

 

臥位でのアプローチは、重力との関係による筋活動の活性化を目的として、

寝返り、起き上がり、を行い、

立位、歩行へつなげる準備に必要な要素を多分に含みます。

つまり、この支持基底面の広い背臥位姿勢で安定した姿勢や動作を獲得しなければ

支持基底面が小さい立位や歩行動作において体幹機能がうまく働くはずはありませんよね?

https://blog.ep-och.com/entry/2022/05/17/070711

 

ではその状況をどうすればいいかというと

支持基底面が大きい姿勢から

自分の身体を認識しやすいトレーニングを行う必要があるのです。

 

そのためにも座位や臥位姿勢に一度立ち返ってみませんか?

 

脳卒中の患者様の寝返り動作を見ると

体幹の過剰な伸展活動により

支持基底面をより広げることで安定性を確保しよう

という動きが特徴的です。

その姿勢では左右への重心変移はできないばかりか

より動作を阻害してしまいます。

寝返り動作に対する治療方法について~背臥位姿勢~ - EPoch Official Blog

 

 

脳血管のリハビリは運動学に立ち返って考える

どのようなセミナーでもそうですが

まずは解剖学、運動学、生理学に立ち返って考えてみることが大事です。

 

これをしていれば大丈夫、これが重要という

手技至上主義の考え方はやめましょう。

それでは考え方が偏ってしまいます。

 

どの先生も「まずは運動学」を理解することが大切だと話されています。

 

整形外科疾患の治療も脳血管障害の治療も同じです。

運動学的な思考を持つこと

一流のセラピストになるためには、

この技術を身につける必要があります。

 

あなたも目の前の患者さんを良くしたい、

そう感じるのであれば、基礎医学を治療の中に組み込んで

考えられる思考を身に着けてくださいね。

 

そして、そのような思考を学ぶのなら北山哲也先生のセミナー

PT・OT向け脳卒中片麻痺の上肢・手に対する評価とリハビリ|上方リーチと下方リーチの重要性 – エポックセミナー


がおすすめです。

 

本セミナーでは上肢のリーチ動作を通して、上肢と体幹の運動連鎖を学び、座位での姿勢制制御についてしっかりと学ぶことができます。

 

ご参加をお待ちしています。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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