皆さんは呼吸リハを勉強したことはありますか?
もしくは心リハを勉強したことはありますか?
最近の呼吸リハを勉強したことがある方はわかると思いますが
呼吸と心疾患を兄弟として考えることが重要だという話をよく耳にすると思います。
逆に耳にしたことがない方はぜひこの機会に覚えておいてください。
肺性心という言葉を聞いたことがある方はわかると思います。
肺性心とは、肺高血圧を引き起こす肺疾患によって生じる心疾患のことを指し、進行すると右心不全となります。
初期には症状が生じないこともありますが、肺疾患による呼吸困難などを認めます。
進行して右心不全になると、むくみなどが起こります。 肺性心の治療では、肺の血管抵抗・血圧を下げるための薬物治療などが行われます。
ウィキペディアより
つまり、呼吸機能が低下すると心機能にも 影響してくるということです。
呼吸の問題は心臓にも影響してくる
先ほど肺性心の説明をしましたが、呼吸の問題は心臓にも影響してきます。
例えばですが、酸素が薄い高山での生活をすると
身体の中に十分な酸素がいきわたりません。
そうなると体はどうするのか?心拍数と心拍出量を増加することで
各組織に早く酸素を届けようとしますよね。
このように呼吸の問題はそのまま心臓に影響してくるのです。
よく呼吸リハ、心リハと分けて説明されることがありますが
どちらも切っても切り離せない兄弟みたいなものですよね。
運動負荷はどうやって決めればいいのだろうか?
リハビリにおいて、一番悩むところは
どのレベルまで運動負荷を与えていけばいいかわからない
というところだと思います。
運動負荷と聞くと心肺運動負荷試験を思い浮かべるかと思いますが
そもそも運動負荷試験を実施できる施設は限られています。
もちろんできる施設であれば実施すればいいかもしれませんが
施設や訪問先ではそのような試験を行うことは難しいです。
しかしながら運動負荷はフィジカルアセスメントと
簡単な方法で検討していくことが可能なのです。
まずはボルグスケールですね。
主観的運動強度とも表現されることがあります。
次にカルボーネン法は覚えておいてほしいです。
運動時、心拍数は酸素摂取量とほぼ比例して直線的に増加することから、
心拍数を用いて運動強度を表すことができます。
カルボーネン法は(220-年齢)-安静時心拍数)×運動強度(%)+安静時心拍数で求めることができます。
そのほかにもフィジカルアセスメントをしっかり評価することで
運動強度を設定することができますので
ぜひその方法をこのセミナーで学んでみてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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