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若手PT・OTが知るべき正常歩行と異常歩行に対するリハビリテーション

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リハビリテーションの中で大きな目標の1つとして挙げられるものに代表が

歩行動作の獲得です。

 

そして、それを考えていく中で脳血管障害に対する姿勢異常や異常歩行はよく目にしますが、

それを理論立てて治療に役立てられないという方がとても多いように感じます。

 

 臨床の中で正常動作とは逸脱したという言葉が

使われることがよくあります。

ですが一度、立ち止まって考えてみてください。

 

  • 不良姿勢・異常歩行とは何か?
  • 正しい姿勢・正常歩行とは何なのか
  • 何がバランス能力を低下させている原因なのか
  • どう代償すれば自立に至るのか

 

歩行動作は最も不安定な動作です。

歩行を行うためにはバランス能力が必要になってきます。

そのため、バランス能力を向上させることは

理学療法士・作業療法士の腕の見せ所となりますが、

早急に自立に至る方法を提案できていますか?

 

バランス能力の向上は患者様のQOLの向上と、

日常生活の中での自主リハビリを

実施する最短の改善方法になります。

 

そこで今回は2月10,11日に開催を予定しています

弓岡先生による

若手理学療法士・作業療法士のための正常歩行と異常歩行の動作分析技術

をご紹介させて頂きます。

 

若手理学療法士・作業療法士のための正常歩行と異常歩行の動作分析技術 – エポックセミナー

 

 

本セミナーでは

1日目に姿勢制御について理解し、歩行に至るまでの起居動作について学びます。

そして、2日目には正常歩行とは何か?そして、異常歩行に対してのアプローチを具体的に学びます。

2日間ではありますが、充実の内容となっています。

 

若手PT・OTが知るべき2つの姿勢制御

 

姿勢制御には、

代償的姿勢制御(フィードバック系)

予測的姿勢制御(フィードフォワード系)

実際の行動ではこの2つのタイプの姿勢制御の調整が必要となります。

 

フィードバックとは、外界から得た情報を中枢に反映し、

その外界に対して自分の身体を適応させる反応です。

 

電車に乗って急ブレーキや急カーブのために姿勢が崩れることってありますよね?

 

それを調整するために、体が反応するということをフィードバックといいます。

 

 一方、フィードフォワードは、事前に自分の身体をこのようにする必要があるなという情報をあらかじめ準備しておく反応になります。

 

車の運転であれば、飛び出してくる子供がいるのではないかな?という予測の元、

あらかじめスピードを落として走るといったことがそれにあたります。

 

そしてそれらを担うために3つの戦略があります。

 

姿勢制御に必要な3つの身体機能とは?

さて、姿勢制御に必要な予測的姿勢制御機構について理解したのであれば

次はその姿勢を維持するために必要な機能について考えてみましょう。

 

これは姿勢戦略(ストラテジー)と呼ばれており、3つの戦略から姿勢維持を行っています。

姿勢制御に必要な機能としては

足関節戦略

股関節戦略

ステッピング戦略

の3つがあります。

 

足関節戦略とは?

足関節戦略は支持基底面内に重心位置が存在するときに働きます。

これは我々が静止立位を保持するときに無意識に使っており、

身体を支えるために必要な機能です。

特に足関節の可動域制限や足趾の変形、動きが悪いという患者様は

この機能がうまく使えず、股関節でバランスを代償している

という面がよく見られます。

足関節戦略は、遠位から近位へと筋活動が起こります。

股関節戦略とは

股関節戦略は支持基底面から重心が外に出ようとした場合に働きます。

例えば前につんのめった時にお尻を後ろに引いて

バランスを保とうとした経験はありませんか?

これは強い外乱負荷や不安定な環境において

股関節の回転運動を用いて支持基底面内に

重心を保持しようとする働きが起こる時に働きます。

股関節戦略は、近位から遠位へと筋活動が起こります

足関節戦略、股関節戦略は重心を支持基底面内に保持する戦略であり、

ステッピング戦略は新たに支持基底面を作る戦略なのです。

そして、正常では、重心移動が大きくなるにつれて、

足関節戦略、股関節戦略、ステッピング戦略に変化していきます。

理学療法士・作業療法士が知っておくべき姿勢制御に必要な機能は? - EPoch Official Blog

 

 

 

 

それら以外でも

身体的な構造上のアライメント不良や

眼球運動の問題

末梢の感覚の問題や

頭位の位置関係

 

これらの問題について、姿勢制御を構築する問題点を考えていくことで、

自立した生活ができるかどうかがかわりますよ。

 

若手理学療法士・作業療法士のための正常歩行と異常歩行の動作分析技術 – エポックセミナー

 

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