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女性理学療法士・作業療法士が子育てしながら働くには「訪問?」それとも「病院?」

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子育てを機に在宅・訪問の現場に転職する女性理学療法士・作業療法士が多いです。

 

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 「女性リハビリテーション職種」も一般的な職種と同様、子育て世代の働き方は永遠の課題と言われています。

 

男性理学療法士・作業療法士が、

50代を過ぎても就業率は90%以上をキープ

しているのに対し・・・

 

女性理学療法士・作業療法士は、

21-25歳では90%を超えていますが、

20代後半から30代にかけては急激に就業率が低下し約80%に落ちてしまいます。

 

しかしその後、

40代にかけては、やや就業率が上昇しますが、

これは子育てがある程度、落ち着き職場復帰する人

が出てきたからだと考えられます。

 

では、実際に再就職されるママさんセラピストは、

病院・施設・そして在宅・・・

どこで働くのが良いのでしょうか?

 

育休などで休職しているだけであれば・・・

元々、在籍していた病院や施設に戻ることが多いでしょうが、

一度退職してしまったり、ブランクが長ければ長いほど・・・訪問分野に移る人が多いように見受けられます。

 

女性理学療法士・作業療法士が病院で働くメリット

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1)フォローしあえる同僚が多い

病院や施設勤務の良いところで、まず一番大きいのが、

やはり「スタッフ数」ではないでしょうか?

 

個人個人での業務やノルマではなく、全体的な単位数やノルマ達成を考えている職場が多いため、

誰かが休んだとしても他の誰かがカバーするという体制が取りやすいです。

 

また、年齢層や性別が異なるスタッフも多いため、

定時で帰りたい・帰らなくてはいけない子育て世代

もいれば、

どんどん働いて経験を積みたい、さらには残業代も稼ぎたい

という若い世代もいるでしょう。

 

それぞれの希望する・・・

 

「勤務スタイル」

 

「業務量」

 

が違うため、うまく調整すれば、逆にお互いの穴を埋めるような働き方をすることも可能になります。

 

2) 代診を出しやすい

365日診療が基本であれば「代診制度は絶対」になります。

 

患者さんはいろんなセラピストが来ることに慣れていますから、

あまりに頻回でなければ、担当が休みでも許してくれるケースが多いです。

 

女性理学療法士・作業療法士が病院で働くデメリット

1)休みが続くと周りの視線が痛い

子供さんの体調不良等で「どうしても休まなくてはいけない日」が必ず出てくると思いますが、お子さんの体調が1日で戻ることは少ないですよね?

 

何日も立て続けに休みを取らなくてはいけなくなると、他のスタッフのフォロー負担が大きくなってしまいます。

 

始めのうちは、

「気にしないで!」と言ってくれていた同僚も少しずつ冷たく・・・

という可能性も否めません。

 

2)土日祝日の休みがとりづらい

シフト制の職場であれば、

一日の出勤人数(又は休み人数)を設定している

ところも多いでしょう。

 

保育園や学校行事というのは土日に集中しやすいため、

土日祝日に休み希望を出したいママ(パパ)セラピストは多い

はずです。

 

しかし、元々「土・日・祝日」というのは休み希望が集中しやすい日ですから、休暇希望が通らないことも考えられます。

 

また、何日も土日祝に休みを取れば、

他のスタッフから不満が出てきたりする可能性

もあります。

 

それに負い目を感じてしまう子育て世代の方も多いでしょう。

 

女性理学療法士・作業療法士が訪問分野で働くメリット

1)前もって決まっていれば休みや勤務を自分で調整できる

お子さんの行事や家族の都合で休まなくてはいけないという日があらかじめ分かっていると、

利用者さんと相談して、訪問日を調整することができます。

 

自分自身でセルフカバーできるよう

スケジュールを調整することができれば、

他のスタッフ等に負担をかけずに休みを取る

ことができます。

 

2)土日祝日が休みの職場が多い

基本的に在宅の現場は、土日休みの職場が多いです。

 

病院と違って一番休みたい土日が必ず休める

という環境はママさんセラピストのストレスを、

かなり軽減してくれるのではないでしょうか?

 

女性理学療法士・作業療法士が訪問で働くデメリット

1)代診が出しにくい

訪問分野では曜日や担当固定制のところが多いため、

 

・どうしても日時をずらせない

 

・他のスタッフでは対応できない

 

という状況や職場であると、

出勤せざるをえなくなる場合が多々あります。

 

2)妊娠中は、介助量や移動方法によっては身体に負担が掛かる

自転車やバイクで訪問する事業所は少なくないと思いますが、妊娠中はどうしてもそういった移動手段の選択が難しくなります。

 

車での訪問に変更できればいいのですが、厳しい所も中にはあるでしょう。

 

介助量に関しても担当変更などの対応が難しい場合があると、

妊娠後期まで働く(そもそもリスクの高い妊娠初期でも)ことが難しい可能性

もあります。

 

女性理学療法士・作業療法士のワークライフバランスは永遠のテーマです

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リハビリテーションセラピストに関わらず、

「子育て」と「仕事の両立」

は女性にとって非常に重要な課題となってきます。

 

子育てのために、

「他のスタッフや家族に負担をかけているのではないか・・・?」

と考えるママさんセラピスト達も多いのではないでしょうか?

 

ある大手企業では、「単に業務量を減らす」のではなく、

子育てをしながら他スタッフと同じ業務量をこなせるようなフォロー体制や仕組み作りというのも始まっているようです。

 

今後は、男女という枠組みだけでなく、

【 「子育て世代」と「独身世代」との働き方に対する考え方のギャップ 】

に関して議論を深めていく必要性が高まっていくことでしょう。

 

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