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看護師が皆さんに知ってほしい内服管理について

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超高齢化社会の中では、多様化する疾患と向き合い、

病状をコントロールしていく意思を持ち合わせる必要があります。

その中で、内服管理が最も病状をコントロールする中では大きな役割と思います。

生活様式の多様化が進み、核家族の増加による高齢者の独居、

高齢夫婦のみの世帯が増加しています。

そのため、高齢者でも自身で内服を管理しなければならない環境にあります。

 

 

さまざまな内服管理の工夫

個々に合った在宅での内服管理方法を工夫するために、

色々な物やサービスがあります。

・カレンダータイプ(100円均一などで販売)

・卓上タイプ(100円均一で販売。1週間、30日、飲み時間によりタイプあり。)

・薬局薬剤師の在宅管理(訪問し説明、一緒に検討してくれます。)

・シート状の薬剤処方でなく、一包化での処方を医師が検討。

・訪問看護師による、内服確認、指導。

・訪問介護、ヘルパーによる内服の声掛け。

・入院中の内服管理の指導の徹底。

・薬手帳による、受診と内服薬の調整が行えているか。処方を渡すときに薬剤師による確認。

など、さまざまなサービスや自身で用意し手助けできるものが販売されています。

 

内服による副作用

薬は必要なところで効果的に働くだけでなく、

他のところにも影響をあたえることがあります。

 

例えば、頭が痛く、鎮痛薬を飲んだが、胃が痛くなった。

かぜ薬を飲んで鼻水は止まったが、とても眠くなった。

など目的以外の好ましくない作用を副作用といいます。

副作用が現れる原因は、色々あります。

 

・内服するときの病状による場合

体調がよくない時は薬の影響を受けやすい。

 

・体質と生活習慣による場合

年齢、性別、体重、嗜好品などの影響で起こることがある。

 

・薬の性質による場合

治療する目的と違う部位で効いて、目的以外の効果がでてしまうことがある。

 

・薬の使い方による場合

飲む時間、間隔、量などの間違いや他の薬、食品などとの飲みあわせで起こることがある。

 

・病気に対するくすりの必要性を理解しないといけない場合

医師は、薬の効果と、副作用の可能性の双方を考え、副作用よりも治療効果を優先して処方することもある。

 

・副作用がでやすい場合

アレルギーのある人。

腎臓、肝臓など薬の分解や排泄に直接関係する臓器に疾患がある人。

子ども、お年寄りなどの薬を分解・排泄する力が弱い人。

 

・数種類の薬を同時に飲んでいる場合

副作用が出やすい。

 

しかし、副作用だと自分で判断してやめることは、いけません。

薬で症状のバランスを取っている場合もあります。

薬を止めることで急にバランスが悪くなり症状悪化につながりますので

自己判断で中止は避けましょう。

 

そのために、薬手帳があり薬の用法、用量、効果、副作用などが記載されています。

何か感じたときは、身近な薬局や処方された医師に相談をすぐにしましょう。

 

また、何かあったときは以下のような制度もあります。

医薬品副作用被害救済制度

医薬品副作用被害救済制度とは、医薬品を適正に使用したにもかかわらず、

発生した副作用による疾病、障害または死亡に関して、

医療費、障害年金、遺族年金などの給付を行うことにより、

健康被害の迅速な救済を図ることを目的とした公的な制度です。

独立行政法人医薬品医療機器総合機構が給付を行っています。

 

在宅で生活する上で内服管理は外せないポイントです。

 

訪問看護を行う中で、内服管理や相談の依頼を受けることが多くあります。

その中でも、認知症の方の内服に関する相談が多くあります。

薬の飲み忘れの相談は勿論ですが、調整の相談を受けることがあります。

 

睡眠薬や認知症薬の内服管理では、

本人というよりは家族からの相談が多いように思われます。

介護の負担といったところから、即効性を期待される方。

内服は飲ませるのが、可哀そうだと判断される方がおられます。

 

これらの内服も例外はなく、副作用が出ることもあります。

食欲の低下や、昼夜逆転などよく聞かれます。

 

しかし、内服の効果を1日で判断してよいわけはありません。

その日の体調によっても違うこともあり、

飲んだ時間によっても評価の取り方は違ってきます。

そのため、主治医と密に相談しながら進めていく必要があります。

30日処方を頂いても、合わない、効果がないこともあります。

初めて内服する場合は、1週間や2週間経過を見ながら、

医師に経過報告して内服を検討してもらいましょう。

どうしても、30日処方の場合は、

こんな時はこのように内服を調整するなどの指示を聞いておきましょう。

 

また、認知症の方が夜間に徘徊する場合などは、介護者も疲れてしまいます。

即効性を期待するかもしれませんが、

ふらつきによる転倒も注意しないといけません。

介護疲れが出てきた場合は、

ケアマネージャーに相談するなどして、

ショートステイなどのサービスも検討しましょう。

そうすると、内服を飲ませた時間やその後の経過も、

医療職からアドバイスを受けることが出来るなどの方法もあります。

 

内服を飲ませることが、体に悪いのではないかなど思われるかもしれませんが、

薬で症状のバランスを取っていける場合があります。

症状が辛くなることの方が、本人にとっても苦痛かもしれません。

また、内服で調整することで進行を食い止めることが出来ることもあります。

一人で判断せずに、医師と相談しましょう。

 

また、

内服の飲み方が上手くできない、

コントロールの評価をどうしたらいいか分からないときは、

訪問看護ステーションでもお手伝いさせて頂きます。

 

 

 

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このたび2020年6月1日より

伊丹・尼崎・川西・宝塚を中心として、

エポック訪問看護ステーション

を立ち上げました。

 

地域の皆様の健康と安心のため、

利用者様が「その人らしく生きる」手段を共に模索し提供してまいります。

 

 

※まずはお気軽にお問い合わせください※

TEL:072-770-1657

 

 

エポックでは、自費訪問リハビリサービス・メディカル整体院・セラピスト向けセミナーを行っています。

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