プロの理学療法士・作業療法士になると「学校で習ったことが通用しない」ということを経験することが多くなります。
そのために卒後教育として協会主催だけでなく協会外のセミナーに参加すると思いますが・・・
ズバリ聞きます!!「あなたは一度受けたセミナーを再受講していますか?」
恐らくほとんどのセラピストさんの答えは「NO」なのではないでしょうか?
これまでに、
学校の勉強などで復習せずに1回で覚えることができましたか?
先生などに聞きに行ったりしませんでしたか?
スポーツをしていて一度の指導でできるようになりましたか?
毎日練習して、できないことはコーチや監督に指導をお願いしませんでしたか?
実は「セミナーも同じ」です。
一度の受講で、「分かったつもり、できるようになったつもり」になっては決していけません。
何度も何度も受講することがとても重要なのです。
リハビリテーションのセミナー・研修会を再受講するメリット
① 講師のレベルも上がっている
皆さんが、日々臨床を重ねていく中でどんどんと成長していくのと同じように、講師の方も臨床を重ねていく中でどんどんと実力をつけており、それを講義に反映させていくため内容がどんどん刷新されていきます。
また、講義を重ねることで講師のトークスキルや実技指導も上がるため前よりも分かりやすい説明を受けることができます。
②思った以上に「覚えていない」「できてない」ことに気付く
前述したように一度受講しただけで、
「全てを覚えている」
「完全に習得できた」
ということは、まずあり得ません。
何度も聞いて、何度も練習するから身につくのです。
再受講してみると・・・
「自分が思った以上に忘れている」
「実技をしてみたら思った以上にできてない」
という自分に気付くはずです。
③ リハビリ研修会・セミナーの受講精度が上がる
メリット①で講師のレベルが上がっていると述べましたが、レベルが上がっているのは「受講側のあなたも同じ」です。
最初の受講では気が付かなかったこと、わからなかったことも臨床を重ねていくことで
「何をもっと知りたいのか?」が明確になっているはずです。
そうすると、
脳は「選択的注意」を払うようになり「知りたい内容」がインプットされやすい状態
になっています。
つまり・・・
1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方が習熟度が上がる
のです。
④ リハビリセミナー・研修会でアウトプット側になることができる
「アウトプットは最高のインプット」です。
何度も受講して、ある程度できるようになってくると、
他の受講生とペアを組んで実技をした時に「アドバイス」ができる
ようになってきます。
そうすると、
「こういうやり方をしていると効果ないんだなぁ」
「これでは患者さんも気持ち悪いよなぁ。」
「もっとこうすれば良くなるのに。」
と感じることができるようになり、さらに受講のクオリティが高まります。
⑤ リハビリテーションセミナー・研修会の講師とお近づきになれる
何度も何度も受講していれば講師もあなたの顔と名前を覚えます。
さらに他の受講生に的確なアドバイスをしている姿を見れば、
「一緒に仕事できるかもな」
「こういう仕事任せてみたいかも」
と思ってくれるようになり、新しいビジネスチャンスのきっかけにもなり得ます。
【まとめ】セミナーの再受講は新しい発見があります
いかがでしたでしょうか?
一度で何でも覚えられる、できるようになるという「天才」であれば何も言いません。
しかし、そんなことはないという自覚があるのであれば「何度でもセミナー・研修会を再受講」してみてください。
知識の定着はもちろんですがセミナーというものは・・・・
リハビリ室に閉じこもっているセラピストにとっては貴重な外の世界
です。
外の世界と繋がりを持つことで、あなたは必ず次のステージに進むことができるようになるはずですよ。
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