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理学療法士も意外と知らない?心臓リハビリテーションの歴史

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いきなりですが、みなさんの病院や施設では

心臓リハビリテーションを実施していますか?

 

今では普及率も向上してきた心臓リハビリテーションですが、

まだまだ十分とは言えない状況だと思います。

 

そこには、今までの循環器疾患、特に心筋梗塞の歴史が影響しています。

 

そこで、今日は心臓リハビリテーションの歴史についてお話していきたいと思います。

 

1950~60年代:超臥床時代

 

1940年代まで急性心筋梗塞後は6~8週間のベッド上安静という時代でした。

 

今では考えられないくらいの長期間の安静です、

当然ながら廃用が強くなり、肺塞栓などの合併症も多く、

急性心筋梗塞後に社会復帰できることはまれだったとされています。

 

1950年代に入り、アームチェア療法というのが始まりました、

ただ早く起こして椅子に座らせるだけだそうですが、

それでも6~8週間の安静が普通だったこの時代においては画期的だったのでしょう。

 

この頃、日本でも木村登先生が積極的運動負荷療法というものを

実施していたそうです。

 

ちなみに、心臓リハビリテーション学会では木村登賞というのがあります、

野球で言う沢村賞みたいな感じですね、偉大な功績を残した日本が誇れる先生です。

 

1960年代に入りいわゆるデコンディショニングという概念ができてきて、

早期離床という流れが起こってきたとされています。

 

1960~70年代:心臓リハビリテーションの原型ができてくる

70年代に入ると、今の心臓リハビリテーションの原型のようなものができてきます。

 

つまり、心電図を見ながら段階的に運動強度を増やしていき、

各段階で異常がなければ次の段階に上げていくというプロトコルができてきます。

 

その結果、アメリカでは1970年代ですでに

急性心筋梗塞の入院日数が2週間にまで短縮したとされています。

 

今から50年前にすでに2週間というのは驚きですね、

日本では1982年に4週間プログラムが発表されているので、

いかに遅れているかが分かります。

 

しかし、この当時の心臓リハビリというのはデコンディショニングを是正して

社会復帰を早期かつ安全に行うためだけでしかなかったようです。

 

まだまだ今のように心臓リハビリテーションの効果が分かっていなかったんですね。

 

1970~80年代:欧米では現在の心臓リハビリテーションの原型が出来上がってくる

 

1980年代に入るとアメリカでは2週間から10日間に短縮されました。

 

そうすると、患者教育の時間が足りなくなるので、

必然的に外来心臓リハビリテーションが広まったとされています。

 

今でも日本では在院日数の短縮によって指導時間がないことが問題視されています、

こんなに昔から問題だったんですね。

 

退院後の心臓リハビリテーションプログラムとしては

 

  • 病院での監視下運動療法(心電図あり)
  • 体育館などでの監視下運動療法(心電図なし)
  • 非監視下在宅運動療法

 

が提唱されました。

 

この①が今日の外来心臓リハビリテーションの原型になっているんですね。

 

同時に、この時期にリスクの層別化という概念も生まれたとされています。

 

1980~90年代:1980~90年代:大規模臨床試験によるエビデンスの構築

この時期には複数の大規模臨床試験が実施され、

包括的心臓リハビリテーションの重要性が認識されるようになります。

 

日本ではようやく1996年に3週間プログラムが発表されます、

これは欧米に比べると20年以上遅れている状況でした。

 

そして、ようやく2002年に『心疾患における運動療法のガイドライン』が作成され、

少しずつ心臓リハビリテーションの認知度が上がってきました。

 

まとめ

いかがでしたか?

 

よく、日本の心臓リハビリテーションは遅れている、

と言われますがそれは紛れもない事実でした。

 

2000年に入るまでは心臓リハビリテーションに参加している患者の方が圧倒的に少なかったのです。

 

これは、心臓リハビリテーションを実施している施設が少なすぎたのでした。

 

この問題は徐々に解決されていますが、まだまだ少ない状況に変わりはありません。

 

そして、間違いなく今後は普及を続けていきます、それだけの効果が検証されています。

 

歴史を紐解くと日本は大幅に遅れをとりましたが、

現在はかなり欧米に近づいてきているのではないかと思います。

 

何より、日本は世界でトップの高齢社会国家です。

これからの高齢社会における心臓リハビリテーションの在り方を世界に示すためにも

今後ますますの発展が期待される分野ですので、

苦手意識をもちやすいのですがぜひ一緒に勉強していきましょう!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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