熱中症予防には温度管理より〇〇管理が重要

夏の日差し写真素材 [ 5108243 ] - フォトライブラリー photolibrary

blog.ep-och.com

先日、患者様のリハビリに伺わせていただいた際に

窓を全開にして過ごしておられるということがありました。

もちろん、涼しいので窓を開けるという行為はわかりますが

実は私は温度よりも湿度のほうが心配になりました。

病院にいるときはあまり気づきませんでしたが

自宅ではかなり湿度が高いんです。

湿度が高いと何が起こるかというと

少し動くだけでジメジメと体にまとわりつく湿気が気になって仕方ない。

またマスクの中の環境はビショビショになります。

患者さんも少し動くだけで汗をかくという状況になります。

室内はかなり厳しい環境だと改めて感じました。

熱中症は外よりも室内のほうが怖い

室内にいても熱中症になることがあります。

涼しいからと窓を開けていると室内の湿度が高くなります。

湿度が高くなると汗をかきにくくなり

体温調整がしにくい状況になります。

すると熱を発散することができなくなりますので

体の中に体温がこもりやすくなるんですね。

実は総務省消防庁によると、

2017年から2019年の熱中症発生場所は3割から4割が

敷地内全ての場所を含む住居となっており、

室内での熱中症の発生も多くなっています。

安全だと思っていた室内も安全ではないのですね。

熱中症を予防するためには温度だけではなく湿度にも気を付けよう

私たちは外が熱い、という状況に対しては

日陰に入ったりして熱中症に気を付けたりということはよくします。

ですが、湿度に気を付けているという人はなかなかいないのではないでしょうか？

前述したとおり、湿度が高いと体温調整を担っている

汗が蒸発していかなくなります。

そうなると体温が体の中にこもってしまうという状況になり

徐々に体温が上がり熱中症になる、というメカニズムになります。

体温を下げるために冷たい飲み物を摂取できればいいのですが

意外と動いていないと摂取ができなくなったりしますよね。

特に室内。

室内でクーラーの効いた部屋でも熱中症になりやすいという状況が生まれます。

どんな人が熱中症になりやすいのか？

実は熱中症になりやすい人というのがあります。

自分は大丈夫、と思っていても実は・・・

ということもあるのです。

気温や湿度の高い日に注意して生活すべきなのは、

乳幼児や高齢者といわれています。

また、次のような人も、

年齢を問わず熱中症にかかるリスクは高いため注意が必要です。

最近スポーツを始めた人

肥満の人

寝不足や疲れなどで体調が悪い人

二日酔いや下痢などで体内の水分が減っている状態の人

こうした人は熱中症になりやすいという認識を持つ必要がありますね。

熱中症を予防するために知っておきたい水分摂取の法則

さて、水分摂取はこまめに摂る必要があります。

具体的には、一般的に、コップ１杯（約200ml）を

1日７回ほどに分けて飲むのが体に負担がない量とされています。

短時間（例えば1時間以内くらい）で1L近く飲むのは避けましょう。

もし飲んでしまうとなると、水中毒になる可能性があります。

水中毒とは、「希釈性低ナトリウム血症」の状態のことです。

人は一日に2.5Lの水分摂取が必要と言われています。

ですが足りないより多いほうがいいと

飲みすぎると水中毒になります。

水分を多量に摂取することによって尿の処理能力が低下し

このような状態になります。

症状としては

・めまい
・頭痛
・頻尿
・疲労感
・浮腫（ふしゅ）
・下痢

これらの症状を引き起こします。

また多尿・頻尿の症状がある場合は水中毒が疑われるでしょう。

【熱中症が気になるあなたには水分摂取に麦茶をどうぞ】

熱中症は皆さん気を付けておられると思いますが、

どれだけ気を付けていても水分はどんどん失われています。

そんな危険な夏を乗り切るために、おススメの飲み物があります。

それが「麦茶」です。
熱中症予防のための水分補給には〇〇がおすすめ - EPoch Official Blog

いかがでしたでしょうか。

水分摂取の方法もいきなりガブガブ飲むだけでは熱中症を予防するばかりか

逆に体を壊してしまいます。

ぜひ適度な水分摂取をしながらこの夏を乗り切ってくださいね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。