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リハビリテーションに必要な薬の知識

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リハビリ患者様の中で、薬を飲んでいません。

という人はほとんどいないのではないでしょうか?

 

多くの合併症や既往歴を持った患者様も増えてきました。

それに伴って服用する薬も多くなります。

(私の最高記録は1度に14錠です。)

 

リハビリテーションを安全に・効果的に進めるうえで、

薬の知識も必要となることがあります。

 

薬の知識があるかないかで、リハビリのアプローチ方法も変わってきます。

学校ではほとんど習うことはない知識かと思いますが、臨床ではとても重要になる知識です。

 

 

なぜリハビリに薬の知識が必要なのか

薬の種類は様々です。

胃腸薬、

鎮痛剤、

降圧薬、

下剤、

抗不安薬・睡眠薬、

抗血栓薬、

抗精神病薬・抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬、

利尿薬、

鎮咳薬・去痰薬、

副腎皮質ステロイド、

抗アレルギー薬、、、

ざっとあげるだけでもこれだけあります。

 

服薬の状況によって、

リハビリの進め方も変わることがあります。

 

疼痛がひどくて運動ができない場合、

鎮痛薬を飲むことで、

効き目が現れている時に積極的にリハビリを進めることができるようになります。

 

ではリハビリをするうえで、気をつけておきたいことは何か?

 

それは副作用です。

 

副作用とは、

狭義の副作用は

「好ましくない薬の作用」で、

このことは有害反応(adverse drug reaction:以下ADR)ともいわれ、

多くの場合、副作用という言葉はこのことを示しています。

 

例えば、

「ワーファリンを服用している場合は内出血しやすくなる・止血しにくくなる」

などが有名ですよね。

 

薬によって弊害が出ているなら、

リハビリにも少なからず影響することになります。

 

リハビリでよく耳にする薬

細かな効用を記憶しておかなくても、

これはどういう種類の薬なのか、名前だけでも覚えておくと、

情報収集が楽になり、医師や看護師とも話しやすくなります。

 

※(詳しく)をクリックすると日経メディカルのサイトに飛びます。

(参考: 日経メディカル処方薬事典|医療・医薬関係者向け医薬品検索データベース )

鎮痛薬

 

胃腸薬

鎮痛薬には消化器症状の副作用があるため、鎮痛薬と併用しての処方が多くみられます。

 

パーキンソン治療薬

  • レポドパ(Lドパ(レボドパ))(詳しく
  • ドパミンアゴニスト(詳しく
  • アポモルフィン
  • 抗コリン剤(詳しく

 

認知症治療薬

アリセプト(錠剤、口腔内崩壊錠)(詳しく

レミニール(錠剤、口腔内崩壊錠、液剤)(詳しく

イクセロンパッチ・リバスタッチパッチ(貼付剤)(詳しく

メマリー(錠剤、口腔内崩壊錠)(詳しく

 

理学療法士・作業療法士も知っておきたい服用していたら要注意な薬

リリカ

鎮痛薬のひとつで、神経障害性疼痛に効果があると言われています。

服用量も幅広く、調整が効きやすいため多くの医師が処方されています。

リリカの最大の副作用は「傾眠」作用です。

副作用がきつい方は、どんな時も眠くてたまらない、という状態に陥ります。

そのためよく、運転者は避ける、夜の睡眠前などに服用する、

など服用するにあたり注意点を設けている医師が多いです。

服用開始時期や増量時には注意が必要ですので、量もチェックしておくといいでしょう。

 

ワーファリン

抗凝固剤、血液をサラサラにするお薬ですね。

よく目にする副作用は前述した通り内出血です。

副作用が強くなると、

鼻血・歯ぐきの出血・血痰・立ちくらみ・ふらつき

などが起きることがあります。

その場合は主治医に相談しましょう。

 

メマリー

認知症の治療薬で、

めまい、便秘、体重減少、頭痛などの副作用を呈します。

特に重要なのが傾眠作用です。

日中うつらうつらとしてしまい、リハビリが思うように進まないこともあります。

 

パーキンソン治療薬

パーキンソン病の治療には、

薬を用いる薬物療法、薬を用いない非薬物療法があります。

この2つがうまく相互に作用することで、症状を軽快させることにつながります。

ON/OFF現象はみなさんご存じの通りかと思います。

リハビリのタイミングをどこに設定するかで

プログラムの進み方も効果も大きく変わってきます。

薬の持続時間を考えたスケジューリングもポイントとなります。

 

抗不安薬

抗不安薬には筋弛緩作用を有するものがあります。

この場合,ふらつき・起立性低血圧・錐体外路徴候などの作用があり、

転倒に注意しなくてはなりません。

 

 

リハビリテーション職種のために、よく目にする薬とリハビリの関係を詳しく書いてくれています。

 

 

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