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在宅での生活を支える地域包括センターの働きを知っていますか。  

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看護師の梅本です。

 

地域包括支援センターについて、皆さんはどれくらい知っていますでしょうか?

 

退院をされたばかりの介護保険を持たない独居の方のケースがありました。

糖尿病で、インスリンの施行が必要な方で、

退院時より病院と共同で指導を行い、

在宅に帰られたときにケアが円滑に進むように関りを図っておりました。

 

しかし、退院後の生活の中には医療面だけではありません。

金銭面、郵送物の整理、掃除、食事含め様々な相談や悩みが出てきました。

 

医療保険の中で、

訪問看護師として関わる内容には時間だけでなく、制度上の制限もありました。

今後先のことを考え、利用者にとって何が一番良い支援なのか。

訪問看護だけでよいのかを検討し、地域包括支援センターに相談を行いました。

 

この度、地域包括支援センターの方がされている業務などについて

知ることが出来たので、お伝えできたらと思います。

 

 

地域包括センターは、高齢者を支える総合相談窓口です。

地域包括支援センターは、

高齢者の介護や福祉の相談、虐待防止等の権利擁護相談等を担当しています。

介護・医療・保険・福祉などの側面から高齢者を支える総合相談窓口です。

 

専門知識を持った保健師、社会福祉士、主任ケアマネージャーの3職種がいます。

 

そのため、身体面だけでなく、

金銭的な困りごとや介護サービスのことも相談できます。

高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるように

地域の支援ネットワーク体制づくり等を行っており、

地域包括支援センターは高齢者宅の訪問を日常的にしているので、

診療所などから相談があったことを告げずに状況確認のための訪問もしています。

 

このような相談や支援をしています。

  • 介護予防の応援

・要支援1,2及び事業対象者の方の介護予防ケアプランなどを作成して効果を作成

・自立の方にも、集いの場やサロンに参加してもらえるよう支援つくり

 

  • 困りごとの相談

・高齢者に関する様々な相談を受け、必要なサービス、関係機関へ紹介

 

  • 地域づくりの支援

・高齢者が住み慣れた地域で暮らせるように、地域の助け合い活動を支援

 

  • 認知症の支援

・認知症サポーターの養成や認知症カフェの支援

・家族会等認知症になっても地域で暮らせるよう支援

 

  • 高齢者の権利を守る

・高齢者の虐待防止、悪質な訪問販売による被害の防止など権利擁護

・後見人制度の利用促進支援

 

  • 充実したサービスの提供が行えるよう支援

ケアマネージャーへの指導・助言や医療機関など関係機関との調整

等があります。

 

必要なサービスへの紹介が重要です

今回のように、私たち訪問看護だけでは支えられないケースもあります。

例えば、

  • 独居の方の場合

・地域の民生委員の方の紹介なども含め、地域での生活の見守りが必要な方の手続き

・緊急連絡サービスの登録の相談。

 

  • 介護保険の申請がない場合

・介護保険の申請の代行相談。

※現在受けていることが、

医療依存度が高い場合は介護保険で要介護などが見込めない場合は、

医療保険を使用したほうが良い場合もあります。

※介護保険をお持ちであればケアマネージャーが担当しますが、

医療保険で行く場合は、ケアマネージャーはいません。

 

  • 書類の整理が出来ておらず、金銭の支払いが滞ってしまっている場合

・金銭的な管理が必要な場合、後見人の必要性かの検討。

・書類をわけたら支払いは出来る場合は、

社会福祉協議会の方と連携し書類の整理のみを依頼します。

・介護保険や医療保険の書類をなくした場合の再発行等の相談。

・公共料金の支払いの手続きの相談や代行。

※社会福祉協議会の方とは何度かの面談を通して、

本人様の判断能力などを確認します。

 

  • 食事の手配

・宅配サービスの弁当で、見守り確認なども含めての手配。

・ヘルパーなどに買い出しをしてもらえたら、食事が作れる場合はヘルパーの手配。

・食事を作ってもらいたいとの要望があれば、買い物と食事作りの手配。

 

  • 掃除面での手配

・定期的なヘルパーの掃除の必要性があるのかの判断

・大掃除としてのゴミ回収、ゴミ屋敷などの片付けの相談

・シルバー人材センターやヘルパーサービスをしているところへの依頼

 

これらを、地域包括支援センターの方は相談という形で話を聞きながら、

必要なサービスの手配を適材適所へしていきます。

高齢者の相談には上記以外にも、さまざまなものがあります。

 

高齢者を支えるシルバー人材センターについて知っていますか

日本は徐々に高齢化が進行し、

「定年退職後も仕事を続けたい」

と希望するシルバー世代がたくさんおられます。

 

高齢者が知識や経験、能力を生かしながら社会参加し、

生きがいを得ていくという考えが共感を呼び、全国に組織が広がっています。

 

シルバー人材センターは、都道府県知事の指定を受けた公益法人です。

原則として市区町村ごとに設置され、

「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」

に基づき、各センターが独立して事業を運営しています。

 

原則として60歳以上の方が働いておられます。

利用者の方の中には世代が同じであり、

会話が楽しい。

来てくれて嬉しい。

と話される方もおられます。

 

どんな仕事が頼めるのか。

60歳以上の高齢者を対象としているため、

「シルバー世代の能力を活用できるもの」

です。

具体的な仕事の内容は、

家具の修理、

内装工事、

草刈りや花の手入れ、

植木の剪定、

自動車の運転、

家事代行

など多岐にわたります。

 

訪問看護師をする中で、

地域で助け合いながら在宅で生活できる仕組みがあることの大切さ

日々実感しております。

 

 

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エポック訪問看護ステーション

伊丹・尼崎・川西・宝塚を中心として活動しています。

地域の皆様の健康と安心のため、

利用者様が「その人らしく生きる」手段を共に模索し提供してまいります。

 

エポックでは、自費訪問リハビリサービス・訪問看護ステーションメディカル整体院・セラピスト向けセミナーを行っています。

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