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動作分析はココを見る!若手PT・OTが陥りやすい動作分析の闇とは?

分析(解析) - パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集

 

あなたは上司から動作分析ができていないから治療ができないのだ

と言われたことはありませんか?

 

  • 動作分析が苦手
  • 何が問題かわからない
  • 歩行については、動きが速すぎて捉えられない
  • そもそもそれを文章化する意味ってあるの?
  • 学生時代から言われ続けて、考えるのが億劫

 

こうした悩みは実は少なくとも若手セラピストの半分以上が持っている

といっても過言ではありません。

 

ですが逆を言えば、動作分析こそセラピストの真骨頂なのです。

問題となる動作の違和感を感じられるかどうか、その感覚を養うことこそ

いまあなたが勉強すべき内容なのです。

今日はその理由についてお話します。

 

若手の理学療法士・作業療法士が動作分析に苦手意識をもつ理由とは?

「学生のころから動作分析が苦手でした」

こうした意見は動作分析が苦手なセラピストが口をそろえて話します。

 

それはなぜなのか?

 

原因は、動作分析をする際に、

見るべき動作を最初から最後まで動作観察し

その動作を文字に起こして説明するところから入るからです。

 

その観察を一から覚えておいて、

すべて文字に起こしてその問題点を考えて・・・

なんて過程をずっと繰り返すから、私たちは動作分析が苦手になるのです。

 

でも実は動作分析をするうえで重要なことは

まずその一つ一つの動作を文字に起こして現象を把握することではありません。

 

重要なのは問題となる動作を捉え、その動作の原因を考えることです。

動作すべてを確認すべきことではありません。

 

その上で考えるべきことは、「受傷した原因や疾患を理解すること」なのです。

 

なぜならあなたは一日何人の患者様のリハビリをしますか?

その患者様一人一人の動きをすべて覚えていますか?

 

覚えるにも限度があります。

その患者様の疾患の特性をしっかり把握して、

問題が起こるであろう場面や個所を理解し

端的に治療をしていかなければ、間に合いません。

 

動作分析に必要なのは、正しい運動学をまず理解すること

 

私は学生時代によく言われました。

 

  • あなたは正しい動作が理解できていない
  • 基本動作が頭に入っていない
  • 正常動作を知っていますか?

 

正常動作って何?と思いませんか?

 

寝返り一つをとっても千差万別です。

人によって寝返りの方法なんて決まっていませんし

そもそも自分の寝返り一つとっても、同じ動作で毎回行っているわけではありません。

 

なのに正常動作って何?と。

 

その気持ちは痛いほどよくわかります。

ですが、その患者様の動作を見て、効率的な動きなのかどうか

代償的な動きなのかどうかをまず理解するために、

「一般的な動き」を把握する必要があるのです。

 

一般的な動きとはいったい何か?

それは起こるべき関節運動などを運動学の知識で正確に勉強することです。

関節運動や運動学を学ぶことは、「効率的な動き」を学ぶことです。

 

我々はより小エネルギーで動くことを経験として知っています。

その小エネルギーで動くために必要な要素を運動学で学ぶのです。

 

たとえば寝返りだけで考えてみましょう。

寝返りの最初の動きは眼球の動きだと言われています。

ですが、それは一般論です。

そうでない方もいっぱいいますが、要は眼球の動きは起こるんだよということです。

 

また体幹の回旋をするうえで、肩甲帯は外転位になり、

背面を彎曲することで寝返りをしやすくしています。

 

こうした「効率的な動き」は理解しておくことが重要になります。

ここがわかっていれば、疾患を当てはめ、その症状が阻害するであろう場面を想像することで動作分析が容易になるのです。

 

もし、このような効率的な動き、起こるべき動作が起こっていないのであれば、そこは問題点になりますし、治療対象にもなります。

 

もしあなたが動作分析に苦手意識を持っているのであれば、

まず「効率的な動き」を学ぶようにしてみてください。

 

いかがでしたでしょうか?

動作分析といわれると、どうしても全体像を把握しようと

すべての動作を見なければ、と思われがちですが

見るべき視点をきちんと整理しておけば、もっと効率的に行うことができるのです。

 

もしあなたが今日の内容でもっと効率的な運動学的な知識を学び

動作分析を学びたいと感じてくださるのであればこちらのセミナーをチェックしてみてください。

 

「若手理学療法士・作業療法士のための歩行動作分析のための基礎知識」

講師:講師:篠原 崇志 先生(立松整形外科・内科クリニック / 理学療法士)

 

若手理学療法士・作業療法士のための歩行動作分析のための基礎知識 – エポックセミナー

 

あなたの治療が少しでも効率的になりますように。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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