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訪問看護の現場で出会うアルコール依存症の怖さ

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コロナの影響で、家の中での滞在時間が長くなりましたね。

ついつい、1人という孤立感や生活でのストレスが引き金となり

アルコールが増えるということは、年齢、性別問わず誰しもに起こりえることです。

 

「週に2日間の休肝日」

という言葉を耳にしたことはないでしょうか。

アルコールに依存してしまうと、生活習慣病などの疾患はじめ、

うつ病や睡眠障害、認知症の進行につながることがあります。

 

アルコール依存症とは

アルコール依存症とは、お酒の飲み方(飲む量、飲むタイミング、飲む状況)を自分でコントロールできなくなった状態のことをいいます。

(引用:アルコール依存症治療ナビ

 

お酒の量が増えた、朝が起きれない、少し怒りやすくなった方は要注意です!

 

ブラックアウトという言葉を聞いたことはありますか?

全く記憶にないということもあれば、

長時間アルコールを飲み続けることで、

何杯か飲んだところまでは記憶があるが、

その他は覚えていないという一部の記憶に欠損がみられる等、

一時的な記憶喪失という意味でブラックアウトという表現があります。

 

記憶が飛んでいても、家に帰ることが出来ていた経験はないでしょうか。

お酒を飲みすぎブラックアウトを繰り返していると、

脳の記憶をつかさどる部位が萎縮をすることで、物忘れ等を起こす

ともいわれています。

 

アルコールが日常生活に与えるリスク

  • 飲酒代の支出
  • さまざまな臓器や脳への障害
  • 暴言などによる、人間関係の崩壊
  • 事故
  • 不眠
  • 口喝
  • 胸やけ
  • 日常生活が送れない
  • 集中力の低下、物忘れ
  • 食欲の低下
  • 肥満

アルコールの飲みすぎは、体調をくずしてしまうリスクしかありません。

 

空腹では飲まず、食事も行い、お酒は適量を守りましょう。

 

アルコール依存症は、男性に多いって本当?

最近では、キッチンドリンカーなどがニュースなどでも

話題になっていたことがあるように、

女性のアルコール依存

も増えてきているようです。

 

家事、育児、仕事の時間を割くために、

効率よく女性が家事をしながら飲酒をするということが日々積み重ねられ、

アルコール依存症につながるケースがあります。

 

共働きが増える現在では仕事によるストレスや、

女性特有の更年期などのホルモンバランスの乱れなどからも

飲酒に走る傾向が高いと言われています。

 

仕事をしている方だけが、アルコールに依存しやすいというわけではありません。

定年退職を迎え、生きがいがなくなったことがきっかけで

飲酒量が増えることもあります。

家族との死別や生きがいの喪失は、

孤独を感じさせ高齢者の飲酒の原因になることがあり注意が必要です。

 

訪問看護の現場では、独居の方も多くおられます。

そのため、精神面で不安定な方の場合は飲酒され始めた場合は、

頻度や量を確認しています。

 

訪問看護で出会った、糖尿病患者からの胸やけを訴えからアルコール依存を疑ったケース

糖尿病は生活習慣病の1つといわれ、

食生活や運動療法の指導が必要な方が多くおられます。

インスリンを施行していても、アルコール摂取が控えられない方もおられます。

 

低血糖等の症状でも、冷や汗、手の震え、気分不良、倦怠感等の症状があります。

そのため、同じような症状の訴えがあれば、血糖値や体重を確認します。

今回のケースは、物忘れや暴言が増えたということで、

年齢からして認知症も疑いながら様子観察をしていました。

 

今回の方の場合、食べていないと言われていましたが血糖値、体重と共に高値でした。

缶チューハイなどの確認を訪問日に疑ってはいましたが、はっきりとした確証はなく。

胸やけと話された些細な、会話から朝の倦怠感は夜に飲んでいるのではないか

と疑うことに至りました。

車に缶が置いてあり、アルコール依存の傾向が強いことが確認できました。

医師には依存傾向である現状を伝え、他職種で連携を取り指導にあたることになりました。

 

動ける患者の場合、アルコールを買いに行くことを止めることはできません。

本人にしか、止めることができないという事実を今回のケースで学びました。

 

アルコールの問題に関しては、簡単な治療法はなく、

早い段階で断酒の方向へ気持ちを切り替えることであり、

見守りながら何回も指導することが大切と思います。

 

このように基礎疾患を持たれている場合、家族が気づかないこともあります。

 

アルコールによる健康障害については、以下の場所で相談等を行っております。

保健所、精神保健福祉センター、自助グループ・リハビリ施設、精神科のある病院の窓口で相談をしましょう。

※アルコール依存症の方は、「精神障害保健福祉手帳」の交付対象です。

初めてアルコール依存症の治療を受けた日から、

6ヵ月を経過していないと申請手続きができません。

 

本人の意志も必要なため、専門家の指導などを受けることが望ましいと思われます。

訪問看護ステーションでも、ご相談にのらせて頂きます。

家での生活で、不安や孤独感を感じたら訪問看護師に相談ください。

 

エポック訪問看護ステーション

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地域の皆様の健康と安心のため、

利用者様が「その人らしく生きる」手段を共に模索し提供してまいります。

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