皆さんは自分の指先のケアを心がけていますか？
女性はネイルサロンなどに定期的に通って、ケアをされている方は多いと思います。
しかし、男性はなかなかそこまで目を光らせるということは少ないかもしれませんね。
私も先日、巻き爪治療は簡単だという記事を書きました。
恥ずかしながら、今まで自分の爪の状態を把握するということもなくここまで来ましたので、
自分の足の爪が巻き爪だということに気づいたときはびっくりしたものです。
そこからは自分の爪の状態をよく観察し、
今どのような状態なのかを見るクセを付けました。
そうなると、日々の生活の中でもつめの状態は刻々と変わっている様子を
目にすることができます。
爪の状態は自分の健康状態を反映するのですね。
今日はそのことについて書いてみたいと思います。
爪は自分の健康を反映する鏡みたいなもの
指先、足先に存在している爪は、人体の末端にある組織であり、
栄養不足や体調不良の影響にさらされやすいと言われています。
そのため、爪先をみれば自分の健康状態を把握できるともいわれており、
その人の体調管理にもよく役立ちます。
私たち理学療法士や作業療法士は、
患者様の治療を行う上でチアノーゼ状態を引き起こしているかどうか
を確認するときに、
指先の爪の状態を把握することはあります。
また血流の流れがきちんと届いているかどうかもそこで把握できますが、
栄養状態にまで気を配って確認している人は少ないのではないでしょうか？
爪先の状態を把握しよう
指先は身体の末端にあるため健康状態を把握するのに最適だという話を書きました。
では実際、どのような症状が見て取れるのでしょうか？
本来、爪というものは薄いピンク色をしています。
表面も滑らかでつやがありますが、これらの症状が異なる場合があります。
どのような状態が現れるかというと
・縦線が入る
・横線が入る
・二枚爪になったり爪が割れる
・爪の色が変わる
このような状態が起こります。
特に爪の色が変わるということについては
私たちセラピストは特に確認しておかなければいけません。
チアノーゼ状態を引き起こしている爪というのは青紫色をしています。
これは臨床でよく見ると思いますが、
他にも色の違いで体調の変化が見て取れますのでご紹介します。
・赤黒い：多血症や炎症などが起こっている
・黒い：内出血や内分泌系の異常がある
・黄色い：爪水虫や感染症の疑いあり
・白濁している：肝硬変や腎不全、糖尿病の可能性あり
・白色：鉄欠乏性貧血夜偵色素性貧血の可能性あり
他にも爪に横線が入る場合は
爪先に栄養が届かず爪の成長が抑えられたときに出現し、
ストレスや体調不良が原因で起こると言われています。
爪に縦線が入るという状態は皆さんよく見たことがありますよね。
これは加齢が原因で起こりますので、問題ありません。
睡眠不足や過労でも現れる症状です。
意外と間違いやすいので、ぜひ臨床の中で気を付けてみてみてみましょうね。
いかがでしたでしょうか？
爪先の状態を把握するということで、
問診しなくても様々な症状を予測することができます。
問診は、
患者様の自分の身体の状態を正確に把握して伝えてもらわなければ理解できませんが、
このように爪の状態（これをフィジカルサインと言いますが）、
これが理解できていると、患者様の身体の状態を速やかに把握することができますので、
根拠づけがしっかりできますよね。
ですので私たち理学療法士や作業療法士、
セラピストはこのフィジカルサインを見逃さずにきちんと評価し、
日頃の治療に生かしていきたいですよね。
ぜひ勉強していきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
エポック訪問看護ステーションは
伊丹・尼崎・川西・宝塚を中心として活動しています。
地域の皆様の健康と安心のため、
利用者様が「その人らしく生きる」手段を共に模索し提供してまいります。
#リハビリ#理学療法士#作業療法士#エポック#訪問リハビリ#訪問看護#在宅リハビリテーション#医療保険#介護保険#巻き爪#爪#フットケア
