クリニック等による訪問リハビリまたは訪問看護ステーション勤務など訪問分野は、
一般的に病院勤務と比べ年収・給料が高く、更には需要も現段階では多いため、
訪問分野で活躍しているリハビリ職は数多く居ます。
訪問分野(訪問リハビリ、訪問看護ステーションからのリハビリ)は、
年収・給料の待遇面の良さ
に注目が行きがちですが、
待遇が良い分、
「1回1回の訪問時のリハビリの質や接遇」
「通常の業務(カルテ作成、報告書・計画書作成)」
などで
「一人一人の責任が重い職域」
でもあります。
そこで今回は、
「訪問分野(訪問看護ステーション)で働く上で必要な業務と心掛けるべきこと」
をおさらいしていきましょう。
勿論、貴方が、
「訪問分野は未経験」
であれば参考になることでしょう。
理学療法・作業療法士(リハビリ技師)が訪問分野(訪問リハビリ・訪問看護 ステーション)で働くために「確認するべきこと」
①書類一式の準備・確認
訪問に行く前には
必ず、
「契約書・同意書」を記入してもらい、
「ケアプラン計画書」をケアマネージャーさんから貰う
必要があります。
これがないと、
「まず訪問することは出来ません」
比較的、人数が多く管理者や主任が居る職場(主に訪問看護 ステーション)であれば
上司が、
利用者さんまたは御家族様と契約をしてもらえたり、
指示書依頼やケアプランの依頼
などをしてもらうことが出来るでしょう。
しかし、
人数が少ないクリニックや診療所からの訪問リハビリの場合は、
これらの書類を自分で揃えないといけない場合もあるため、
もし訪問分野へ進みたいのであれば、
書類一式の準備・確認を誰がするのか?
責任の所在を事前に確認しておく必要がある
でしょう。
②書類作成
これは、
毎日のカルテ作成
が基本になってくるため、
病院とさほど変わりないでしょう。
しかし、
訪問分野では自身の職場だけでは完結しないため、
ケアマネージャーさんが他事業所であれば、
利用者さんに変化や異変があった場合、
「その旨を書類作成しFAXする必要性」
があります(もちろん電話が通じれば、電話で済む場合もありますが)
更には、
転倒による骨折や病状悪化し入院する必要がある場合には、
リハビリテーションサマリーの作成も必要
になりますね。
③営業
これも、
主に訪問看護 ステーションで勤務する場合は必ずと言って良いほど、
やるべき業務で
しょう。
「自身の訪問看護 ステーションをアピールするための本格的な営業」
もあれば、
「あえて計画書や報告書をケアマネージャーさんの事業所に渡しに行った際に、さりげなく営業をかける」
こともあります。
そのため営業マンを雇っている職場であっても、
「セラピストが営業をすることは少なからずある」
と思っておいた方が良いです。
理学療法・作業療法士(リハビリ技師)が訪問分野(訪問リハビリ・訪問看護ステーション)で働くために「注意すべきこと」
①訪問時のリハビリ・コミュニケーション
基本的に御自宅へ訪問する時間帯に、
その場に居る医療的専門職はリハビリ職の貴方だけとなります。
そのため、
急変時にある程度、対応できるようフィジカルアセスメントが出来る
ことと、
冷静な判断と医師や看護師、職場の上司に適切な報告が出来る
ことが求められます。
また、
「コミュニケーションも非常に重要」
です。
地域の特色にもよりますが、
なかには、
「完全に訪問リハビリをサービス業として見ている利用者さん・御家族様もいる」
ため、
「不用意な発言や失礼な態度が無意識で出てしまう」
と、思わぬところでクレームが出てきます。
最悪、担当者変更、
さらには事業所自体を変更されてしまう可能性
もあります。
②天候ごとで準備するもの
これは施設内での勤務経験がないと、
なかなか分からないところではありますが、
「かなり重要なポイント」
です。
雨の場合は・・・
自転車や原付バイクの場合、カッパ・長靴の準備、鞄が濡れないようにビニール袋などの準備、
車移動でも傘の準備
をしておく必要があります。
セラピストや鞄が濡れたまま自宅の中に入るのは非常に失礼ですからね。
晴れていても暑い日であれば・・・
女性であればサンバイザーや日焼け止め
脱水症状にならない様にこまめに水分補給
訪問時、利用者さんに汗をたらさない様にタオルの準備やポジションを注意する
などが必要になります。
さらに寒い日であれば・・・
自転車・原付バイクの場合、只の防寒着だけではとても足りません。
首が冷えない様にネックウォーマー
身体が冷えない様にホッカイロの準備
冷たい手で利用者さんに触らない様に事前に手を温めておく
といった準備も必要になってきます。
【まとめ】
いかがでしたか?
すでに訪問分野で働かれている人にとっては、
当たり前のことばかりですよね?
ですが、
訪問分野で働き始めのセラピスト
これから訪問分野に転職するセラピスト
にとっては知らなかったところもあったのではないでしょうか?
今回、挙げたものは、
あくまでも訪問分野(訪問リハビリ、訪問看護 ステーション)で働く際に確認・注意するべき最低限の部分でもあります。
実際に訪問分野で勤務していれば、
更に必要な業務や注意すべき点は多いです。
しかし今回の記事を見て、
「少しでも訪問分野で働くイメージがついてくれたら幸い」
です。
是非、参考にしてみて下さいね!
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