外来患者様や入院患者様のリハビリを担当していると、
患者様の多くが様々な疾患を同時に抱えています。
- 腎機能障害
- 肝機能障害
- 呼吸機能障害
- 心機能不全
他にもさまざまな内科系疾患を目にしますが、
やはり多いと思うのは呼吸機能障害ではないでしょうか?
いや、そんなことはないという声も聞こえてきそうですが
実は疾患名として記載されていなくても
呼吸機能に問題を抱える高齢者は比較的多いのが現状です。
なぜなら今の高齢者の方々が喫煙をはじめていた昭和初期は
新しい銘柄のタバコがこぞって開発されてきました。
ぜひ患者様に伺ってみてください。
若いころにタバコをたしなまれたことはあるかどうかを。
多くの患者様が経験あると話されていると思います。
その高齢者が今の患者様に当てはまるとするのであれば、
呼吸機能障害に対してのアプローチや検討は頭の片隅に入れておく
というのも必要かもしれませんね。
本日は1月21日から開催予定の、寄本恵輔先生による
についてご紹介したいと思います。
なぜ今呼吸機能の知識が必要になるのか?
前述したとおり、今の高齢者には呼吸機能障害の予備軍という方々が少なくない
という話を書きました。
呼吸機能が弱化している、もしくは障害を持っていると、
運動機能にも影響が起こります。
簡単に申し上げると呼吸機能はエンジンの吸気口のようなものです。
エンジンとはガソリンをエンジン内で着火して爆発させることで駆動しますが、その際に酸素を混合してガソリンに火を付けます。
その時に酸素を含まずにエンジンに火をつけると、爆発ではなくただ火がつくだけになります。
少し話は脱線しましたが、体の中にもATPが存在しますよね。
そのエネルギーを体内の組織に運搬する、
その運搬したエネルギーを効率的に使っていくためには酸素は欠かせません。
酸素が取り込まれないと運動をするために必要なエネルギーを作れなくなる
皆さんも昔学びましたよね?
解糖系ークエン酸回路ー水素伝達系
このエネルギー産生回路のことを。
その時に酸素をどこで利用するか覚えていますか?
一番エネルギーを賛成できる水素伝達系ですよね。
ここで酸素を利用してエネルギーを膨大に産生します。
これを好気性呼吸と言っていたと思います。
運動をすると呼吸回数は増加します。
その時に取り込まれるはずの酸素がうまく体内に取り込まれないとなると、
体内のエネルギー産生がなかなか増えず、
運動負荷量は上げられるはずはありません。
だからこそ呼吸機能についてきちんと理解し、評価していく必要があるのです。
PT・OTに求められる呼吸リハ|呼吸器疾患への対応が増加しています
これから2020年以降、呼吸器疾患のリハビリテーションはニーズがどんどん上がります。
この間の診療報酬改定案では、呼吸器リハビリテーション料の見直しが行われました。
この改定により呼吸器疾患患者様への介入頻度が増加すると考えられています。
呼吸器疾患を有する患者様は急性期だけではありません。
回復期でも維持期でも在宅でも様々なところに予備軍が潜んでいる
といっても過言ではありません。
見えにくいからわかりにくい、どう見ればいいかわかりにくい
そうした苦手意識はあると思いますが
ぜひこの機会に呼吸機能を勉強して、患者様のリハビリに役立てていきませんか?
嚥下機能の改善にも呼吸リハが必要
また、高齢者で問題になりやすい嚥下機能ですが
摂食嚥下の際にも呼吸リハの知識は重要だということをご存じですか?
呼吸リハ=呼吸器疾患対象
このように考えている人は今すぐ呼吸リハを今一度学びなおしてみてください。
理学療法士や作業療法士が、呼吸リハを行う上で知っておかなければいけないのは、
呼吸器疾患だけでは足りません。
摂食嚥下障害とも切っても切り離せないのです。
1月21日から開催予定の、寄本恵輔先生による
がおすすめですので、
ご興味がある方は是非ともご参加ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
理学療法士・作業療法士が臨床のヒントを探すならエポックセミナー
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士をはじめとする コメディカル、セラピストのための臨床に活きるセミナーがここにあります。 seminar.ep-och.com
関西の自費訪問リハビリならエポック
兵庫県・大阪府中心に自費訪問リハビリサービスをご提供しています。 2011年より、ひたむきに自費訪問リハビリサービスと向き合ってきた 私たちだからこそ、できることがあると思っています。 reha.ep-och.com
伊丹市・尼崎市の訪問看護ステーションならエポック
自費訪問リハビリで培ったノウハウを活かして、 訪問看護ステーションでも機能回復を目指した 看護・リハビリをご提供しています。 nurse.ep-och.com
阪急稲野駅JR猪名寺駅からスグ!カラダのことならエポックボディープラス
訪問だけじゃありません。 通えるリハビリもあります。 リラックスしたい方、カラダの相談したい方はエポックボディープラスへ! body-plus.ep-och.com