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上室性期外収縮の変行伝導について図を用いて解説してみた

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上室性期外収縮(以下、PAC)は臨床でもよく遭遇する不整脈の1つ。

 致死的なものではないので経過観察されることが多いです。

 

一方、おそらく臨床での不整脈人気ランキングNo.1に輝くのは

心室性期外収縮(以下、PVC)でしょう。

 

PVCは幅が広くてでっかいやつでしょ?

 

確かにそうなのですが、

 

PVC=幅が広い

 

これは成り立ちますが

 

幅が広い=PVC

 

これは成り立たないんです。

 

その理由が分からない方は最後まで読んで理由を理解して下さいね。

 

上室性期外収縮の変行伝導について

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上室性期外収縮というのは心房側のどこかで興奮が発生して

予定より早く収縮が起こるものです。

 

上室性期外収縮は房室結節に伝わり、

そこからヒス束⇒左脚・右脚⇒プルキンエ線維と向かうので、

心室側の電気の流れは通常の電気の流れと変わりありません。

 

そのため、幅の狭い期外収縮となるのです。

 

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しかし、そういかないことがあるんです。

 

それは、異所性発火が非常に早い段階で起こった場合です。

 

例えば、T波に重なるようなところで異所性発火が起こった場合、

心室はまだ不応期の状態なので、電気が流れません。

 

そのため、QRSが出ません。

 

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上室性期外収縮がもう少し遅く出るとどうなるか?

もう少し遅いタイミングで異所性発火が起こると、心室の不応期から脱してきます。

 

心室の不応期は実は左脚と右脚で時間差があって、先に左脚が不応期から脱します。

 

そのため、右脚側だけ電気が流れないという状況が生じます。 

すると、左室側から右室側に電気が流れてきます。

 

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これってつまり、右脚ブロックですよね?

 

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右脚ブロックって幅の広いQRS波になります。

 

これを変行伝導と呼びます。 

だから、PACなのに幅が広いということが起こり得るのです。

 

上室性期外収縮の変行伝導のまとめ

上室性期外収縮であっても幅の広いQRSになることがわかりましたか?

 

これを知っておけば心電図を見た時にすぐにPVCだ!

って決めつけずに少し悩んだり判断を考えることになりますね。

 

心電図は診て考えるから楽しいんですよ!

 

これを期に心電図をどんどん勉強していきましょう!

 

今後、エポックセミナーでは心電図に関わらず、

エコーの話や病態の話など、

リスク管理や心臓リハビリテーションのお話に至るまで、

徹底解説をするためのスクールを開催させていただきます。

 

単日開催の申し込みもできますので、ぜひこのセミナーを受講してみてください。

 

seminar.ep-och.com

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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