コロナ渦のなかで私たちセラピストが注目しておかなければいけないのは
「廃用症候群」
これではないでしょうか?
廃用症候群は一般的には病院に入院している患者様の
活動量低下や長期臥床によって起こるものという認識が強いですが
我々健常者でも当たり前に起こるものです。
長時間のテレワークで生じる心肺機能の廃用症候群
テレワークが推進されて早2か月になります。
コロナウィルスがある程度落ち着いてきた今でも
テレワークを続けている会社はあります。
私たちの整体院の利用者でもいまだにテレワークが続いており
腰や肩の痛みが強くなったという方が後を絶ちません。
自宅勤務が増え通勤時間が無くなったといううれしい悲鳴とともに
運動不足による体力の低下が著明に表れています。
運動不足を解消するためには運動をするしかありません。
50分仕事をしたら10分ほど立ち上がり
身体を動かすことや歩行することが大切です。
筋肉運動や足底に刺激を与えることにより、
血液の還流を助けますので、心臓の負担が軽減されます。
ちょっとしたことかもしれませんが
廃用症候群を防ぐには運動をするしかないのです。(当たり前ですが)
これは筋肉の話だけではなく、心肺機能、血液循環にも表れます。
運動をしなければ筋肉量が減少するだけではなく
血液量も減少してきていますので、少しの運動で息切れや疲れが出てしまうのですね。
廃用予防に必要な声掛け「運動しよう」ではなく「散歩しよう」
人はあまのじゃくな生き物です。
知らない人に「~しよう」といわれても素直に、よしやろう、とならないものです。
運動しよう、といわれてもなかなか素直に動けないのはこのためではないでしょうか?
予防医学においても、糖尿病予防においても、自宅での自主トレについても
運動しようと言われてもなかなか導入できなかったりしますよね。
そんな時は声掛けの方法を変えなければいけません。
その人がより運動がしやすいような声掛け方法、どんなのがありますかね?
例えば私なら、毎日運動をしよう、といわれるより
「ペットを飼ってみてはどうですか?運動不足の解消にもなりますし」
と言われたほうがしっくりきます。
もともと愛犬はいましたので
またペットを飼いたいなという思いはありますし。
そうするだけでもちょっとした効果はあるのかもしれません。
直接的に「運動しよう!」では通じないこの矛盾。
リハビリ現場には特に重要な気がしてなりません。
ぜひあなたも試してみてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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