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歩行動作の中で考える上肢機能の役割を見落とすな!

腕・手のひら・指01 | フリー素材ドットコム

 

片麻痺患者様の歩行動作において、皆さんは上肢にアプローチしている、

というセラピストはどれだけいるでしょうか?

 

 

私は学生時代~新人時代において、歩行動作の評価、治療を行う中で、

どうしても足部~体幹までに着目することが多く、

上肢に着目する、という視点は少なかったように思います。

 

だからこそ

「上肢のアライメントから考える脳卒中片麻痺患者の歩行アプローチ」

 と私の新人時代に聞くと、

「上肢は作業療法士の分野じゃない?」

と思って聞いていたと思います。

 

しかしそれは違います。

上肢からも歩行を考える機会はもっともっと増えてもいいと思うのです。

 

今日はそのようなお話をしたいと思います。

 

上肢からも歩行の問題点を考えていく

歩行動作においてまず困ることといえば、左右の重心移動ではないでしょうか?

麻痺側から非麻痺側への重心移動、その逆もしかりですが、

うまく左右への重心移動ができていないという患者様は多いと思います。

 

その原因は様々な問題点が考えられますが

今日は一例をあげてみたいと思います。

 

現在訪問に行かせていただいている患者様の中で、

立位保持を行うと麻痺側足関節が内反尖足位に変異してしまう

という患者様がおられます。

 

その方に立位保持をお願いすると、内反尖足位が増強し、

麻痺側下肢に重心が載らないという問題点が見られるのです。

 

そんな時あなたはどこを評価しますか?

 

新人時代の私であれば、「麻痺側下肢への荷重感覚入力を・・・」

と考えていたと思うのですが

この方の上肢を評価すると、過剰に屈曲共同運動が出現しているのです。

 

そのため重心位置が非麻痺側側に変位し、麻痺側側の骨盤は後方回旋、

その結果連合反応が増強しているというアライメントになっていたのです。

 

上肢のアライメントが立位や歩行に影響している、という場面は

少なくありません。

今回は立位保持を例題に上げましたが、歩行動作においても同じことだと思います。

 

どうしても、歩行動作の評価をする上で

「下肢の随意性の低下」

という問題点になりやすく、

アプローチも分離運動の促通などになりやすいのが現状です。

 

分離運動の促通が悪いというわけではありません。

むしろとても重要なアプローチだと思います。

 

私たちは様々な視点から歩行動作の問題点を考えていく、

という方法を見つけていかなければいけないのです。

 

歩行動作と上肢機能をつなげるセミナーが開催決定!

前述したとおり、上肢機能は作業療法士に任せればいい、

と考えている施設やセラピストは少なくありません。

逆に理学療法士が足を見るべきだという意見もあります。

 

私が新人時代に働いた病院もそういうところでした。

 

しかしながら複合的にみていくべきであることは明白です。

歩行動作においても上肢機能の役割は大きいですし、

逆に作業を行うための上肢機能に体幹や下肢機能は必須です。

 

そのあたりをどのようにしていくかは各セラピストに委ねられますが、

身体機能をに分割するなんてナンセンスなのです。

 

理学療法士も作業療法士も等しく患者様を考えていくなら

このような考え方はもうやめましょう。

 

今までのアプローチを止める必要は全くありません。

むしろ今行っているアプローチをさらに効果的にするために、

今回のセミナーを聞いていただきたいと思っています。

 

ぜひ皆様のご参加を心よりお待ちしております。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

seminar.ep-och.com

 

 

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