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最大可動域は必要?肩関節の可動域制限について改めて考えてみた

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肩関節周囲炎・・・いわゆる五十肩は

セラピストを悩ませる疾患の1つと言えるのではないでしょうか?

 

凍結期で重度な可動域制限をきたしている時期はどんな徒手療法や運動療法を試みても、大きな改善が見られず、解凍期になった瞬間にいきなり可動域が改善し始める。

 

かといって、自然に回復するかというと、放置していれば、最大可動域までは改善しないということもあります。

 

皆さんは五十肩の患者様のリハビリを担当する際に

制限がどこで起こっているのかを考えると思います。

 

肩関節屈曲100°、外転90°しか上がらない患者様が

外来にお越しになられたら、びっくりしたりしませんか?

 

肩関節疾患の患者さんがの悩みは痛みです。

多くの場合は肩関節の動きに影響しており、

その動きを詳細に評価することで痛みが生じるメカニズムを知ることができます。

 

そして、そのメカニズムに対してリハビリ介入することで

痛みを軽減させられることが可能になります。

 

しかしながら、本当に肩関節への介入を行うことが重要なのでしょうか?

ほかに問題点はないでしょうか?

 

そして、どの程度まで可動域を改善させるべきなのでしょうか?

今日は肩関節のリハビリに必要な知識をわかりやすく解説します。

 

肩関節のリハビリで知っておきたい日常生活に必要な角度とは?

肩関節屈曲の最大可動域は180度です。

ですが、日常生活の中で最大可動域を使うということは比較的少ないと思います。

だからこそ、高齢になってくると挙上角度が小さくなってくる要因でもあるわけです。

 

五十肩の患者様がお越しになられた場合、

手が上がらない。と訴える患者様は少なくありません。

 

それを聞くと、最大可動域に必要な制限因子は何か!?と考えますが、

そこで少し考えを止めてみてほしいと思います。

 

若者の方であれば、その制限因子を取る必要があるかもしれませんが、

高齢者の方であれば、本当にその最大可動域を確保する必要があるのでしょうか?

 

 

日常生活動作における肩関節の関節可動域はどのくらい必要か?

 

屈曲では更衣動作の110°

外旋では入浴動作の60°があれば十分なのです。

 

つまり、痛みをこらえて最大可動域を確保すべきではないとも言えます。

 

肩関節のリハビリで考えておくべき大切なこととは?

ここまで読んでくださったあなたならわかると思いますが

肩関節治療は最大可動域を目指すのではなく、

 

目標となる動作に必要な肩関節可動域の確保

 

から始めるべきだとも言えます。

 

その後は必要な肩関節可動域の中で

いかに自分で動かすことができるかどうか、が重要ではないでしょうか?

 

その時に考えておくべきことは、肩関節の動きも重要ですが

脊柱や股関節・骨盤の動きにも着目すべきです。

 

肩関節に無理な負荷がなぜかかっているのか?

その理由を複合的に考える能力が求められるのです。

 

痛みを我慢して外来にお越しの患者様は

痛みで動かすことが億劫になっているのです。

その痛みをまず除痛し、

その後自分で動かすということを再学習することから始めるべきだと、私は思います。

 

さて、それでは肩関節のリハビリで悩みやすい

肩関節周囲炎の病態生理や運動療法について学べるセミナーを今日はご紹介したいと思います。

 

それが井尻朋人先生の

 

若手セラピスト向け肩関節の機能解剖から診る肩関節周囲炎のリハビリ 一括申込 – エポックセミナー

 

今回ご講演をいただきます井尻朋人先生は大阪府理学療法士会の理事をされておられ

わかりやすいと定評があります。

 

そんな井尻先生の全5回に渡って、徹底的に肩関節についてご講義をお願いしております。

1つの部位だけで、ここまで複数回のシリーズというセミナーはありません。

それだけ超充実のボリュームとクオリティになっておりますので、肩関節のリハビリが苦手という方、苦手ではないけど、さらに知識を深めたいという方は必ず申し込んでください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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