皆さんは日中いきなり眠気に襲われることってないですか?
仕事の途中もそうですし、
お昼休憩中、眠たさに襲われて昼食を食べずにそのまま寝てしまう、
なんて経験は仕事をしていたらあることでしょう。
「いや、昨日夜徹夜でマージャンをしていてさ、、、、」
なんて時代はもう古いですね。
今の時代なら
「いや~昨日は徹夜で狩り(モンハン)しててさ、、、」
のほうが正しいでしょうか。
これならわかる。
ですが、なんてこともない、夜はきちんと時間には寝て6時間は寝ているのに、
なぜか日中眠たくなってしまう、なんてことありませんか?
リハビリ現場でもよくカルテ上に「傾眠傾向」と書かれていることをよく目にします。
患者様のところに行ったら寝ておられて、夢うつつでリハビリに突入し、
なかなかうまくリハビリできなかった。
なんて経験はあるでしょう。
そんなときあなたなら「夜寝付けなかったのかな?」と思いますか?
いや、そんなときこそ「薬の副作用」をまず考えるようにしましょう。
私達でも襲われる眠気を引き起こす薬の作用
健康な私達でこそ、夜間しっかり寝ているにもかかわらず
日中眠気に襲われるということはよくあります。
それが薬の副作用によるものであるということは理解できるはずなのに、
リハビリ現場においては意外と見落とされがちだったりします。
私たちがよく服用する薬といえば、胃薬、風邪薬、花粉症薬ではないですか?
私自身も昨年から花粉症に悩まされるようになり
今年はついに花粉症薬を服用するようになりました。
そうすると、いやぁ眠たくなるものですね。
薬を飲むと眠気が、という理由もよくわかります。
今まで飲んだ経験がなかっただけに、プラシーボ効果か!?
と思わずにはいられませんでしたが、やはり眠気は襲ってくるものです。
他にもさまざまな薬の副作用は考えられることでしょう。
皆さんも同じような経験はありますでしょう?
リハビリ現場で覚えておきたい眠気を引き起こす薬
さて、臨床の中でよく起こる眠気を引き起こす薬とは
どのようなものがあるのでしょうか?
私自身がよく目にするのは以下の通りです。
- 抗パーキンソン病薬
- 抗精神病薬
- 認知症薬
- β遮断薬(循環器病薬)
このあたりは臨床の患者様もよく飲まれているのではないでしょうか?
これらの薬の副作用を、ぜひ確認してみてください。
だいたい副作用に「眠気」という文字が記載されていると思います。
先日お伺いしたリハビリ患者様も、
訪問時に傾眠傾向にありほぼリハビリになりませんでした。
家族様は「夜あまり寝付けなかったのかね?」と話されていましたが、
おそらく患者様の身体には薬が効きすぎているという状況だったのだろうと推察し、
「今日看護師さんやお医者さんが凝られたら、朝のリハビリの時にこのような状態だと伝えてもらえますか?」
とお伝えしました。
夜間寝付けないということも重要ですが
薬が効きすぎているという状況も常に頭に入れて考えておかなければいけません。
ぜひ薬の副作用については頭に入れて、リハビリに取り掛かってほしいですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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