皆さんは高齢者の転倒リスクが高い理由を説明できますか?
筋力はあるのになぜ転倒するのか?
この悩みは臨床かなら必ず行き当たる問題ではないでしょうか?
私自身もそうです。
患者様のリハビリを担当させていただきますが、
やはり高齢者の転倒リスクを考えることは常に頭の片隅に置いています。
単純な股関節の骨折の方であっても
重度の片麻痺患者様であっても
内科的疾患がメインの患者様であっても
神経難病を患っておられる患者様であっても
どのようなところで転倒リスクがあるのかを考え、
常に患者様のリスク管理を行っています。
その時に考えておきたいのは、ストラテジー、日本語に直訳すると戦略になるのですが
あなたはきちんと説明できますか?
高齢者の転倒リスクを予防するために理解しておくべき姿勢戦略とは?
ストラテジーとは戦略と和訳することができます。
人の身体が姿勢制御を行うためには
足関節戦略
股関節戦略
膝関節戦略
この三つをまず理解しておく必要があります。
そして戦略にも働く順番というものがあり
足関節→股関節→膝関節の順番で働くことが知られています。
直立姿勢において外乱負荷の姿勢保持には、まず足関節戦略が働きます。
足の裏の支持基底面内で保持される重心の動揺は、
小さな重心移動であれば足関節戦略で対処されますが、
そこから大きく外れてくると、次に股関節戦略が働くことになります。
しかしながら、高齢者の方々はこの戦略がうまく働かず、
ワイドベースになったり膝関節を屈曲位にしたりして、
膝関節戦略を使用した立位姿勢を保とうとするのです。
こうすると変形性膝関節症を増長してしまい、
膝の痛みが強くなるなどの問題点が出現してきてしまうのです。
高齢者の転倒リスクを予防するためには固有感覚や前庭機能へのリハビリも効果的
高齢者の転倒リスクの原因は筋力だけではないことは
ここまで読んでくださってわかると思います。
ではほかにどのような患者様へのアプローチをする必要があるのでしょうか?
まず考えておきたいのは固有感覚の状態です。
簡単に言うと位置覚や運動覚が本当に正しいのか?
という評価が必要になります。
他にも視覚や聴覚などの状態把握も必要になります。
これらの評価方法は、ぜひ以下のセミナーをご参照下さい。
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股関節および足部の特性と歩行やバランスとの関連性、
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もしあなたが高齢者の転倒リスクについてもう少し深く考えられるようになりたい、
と思っているのであればぜひこのセミナーをご検討ください。
講師の池田先生は、東京の昭和大学で活躍されておられ
研究者としても人気の講師です。
先日は栄養学についてもお話をいただいており
大人気のセミナーでした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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